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【AI資格】G検定とは何か?試験概要やメリットを解説します

こんにちは、TAKです。
今回は何かと話題になることが多い「AI」に関連する資格について紹介していきたいと思います。

AI資格には大きくわけて2つあり、ジェネラリスト向けのG検定エンジニア向けのE資格があります。
いずれも、日本ディープラーニング協会(通称JDLA)が主催している資格試験で、AIに興味があるビジネスマンやAIエンジニアを目指したい人には最適の資格といえます。

そのうち、今回はビジネスマン向けの一般教養としても使えるG検定について、試験概要と取得メリット、僕が受験してみた時の感想をお伝えしていきたいと思います。

【こんな人に読んで欲しい記事です】
1. AI(人工知能)の基本や全体像を学んでみたいと思っている方
2. AIを学んで自社ビジネスへの導入キッカケにしたいと検討している方
3. 何か新しい武器が自分に欲しいと思っている方
今後より一層、「AI」の重要性が増してくる現代社会では必須の知識になると思うので、興味のある方は参考にして頂ければ幸いです。

「G検定」の試験概要

【概要①】受験資格は「なし」

それでは早速、G検定の試験概要についてみていきましょう。
まず挑戦するのに必要な要件はあるのかが気になる所ですが、受験資格なしで応募可能です。
詳細は割愛しますが、エンジニア向けのE資格には「JDLA認定プログラムの修了」という要件があるのとは対照的で、気軽に挑戦出来る資格ともいえます。

【概要②】開催頻度は年に2~3回

次に、どのくらいの頻度で開催されるのかというと、年2~3回の開催です。
2020年2月時点の情報では、2020年は3月・7月・11月の年3回開催されるようですね。
(詳しくはJDLAのホームページで確認してみてください。)

【概要③】受験会場は「自宅」

「受験場所はどこかの大学でしょ?」と当初思っていた僕ですが、オンライン受験となっています
そのため、ネット環境さえあれば自宅でも受験可能です(僕は自宅受験しました)。

試験時間までに受験ページにアクセスして、受験者情報を入力すれば試験が開始する形です。
ちなみに土曜日開催となるため、自宅で集中できない環境にあるならば、事前に集中できる場所を探しておいた方がいいかと思います。

【概要④】受験費用は高め

実際にG検定を受験するのに受験費用はいくらかかるのでしょうか?
2020年2月時点で、一般12,000円(税別)・学生5,000円(税別)と少し割高になっています。

まだAI資格自体の認知度がさほど高くない点、受験者の多くは社会人である点を踏まえて、少し高めになっていると考えられます。ちなみにエンジニア向けのE資格はもっとかかります。

【概要⑤】試験時間は「120分」の選択式問題

では肝心の試験内容や試験時間についてはどうなっているのかについてお話します。

出題内容は「ディープラーニングを事業に活かすための知識を有しているかを検定する」とされています。過去問は公開されていないのですが、シラバスが公開されているので興味がある方はチェックしてみてください(具体的な試験範囲等は今回記事の趣旨とずれるので割愛します)。

試験時間は120分の選択式となっています。
「オンライン受験だし選択式なら簡単でしょ?」と思われる方も多いでしょうし、実際「G検定なんてカンニング出来るから一夜漬けでいける」みたいに言ってる人がいるのも事実です。

この点について少し補足しますと、そもそも試験時の注意事項としてカンニング行為は禁止とされています。正直、ウェブ検索してもバレないでしょうが、問題数が226問(2019年実績)あるので、単純計算で1問あたり30秒で回答していかないと間に合わないです。問題の都度ウェブ検索してたら間に合わないでしょう。何より、カンニング行為しないと合格できないようでは、実務で活かすのは無理です。

ここまでの話をまとめると、以下のような感じになります。

G検定の試験概要は以下のとおり
● 受験資格:なし
● 開催時期:年2-3回(2020年は3月・7月・11月の3回)
● 試験場所:オンライン受験(自宅可能)
● 受験費用:税別12,000円(学生は税別5,000円)
● 試験時間:120分
● 問題数:226問程度の選択式問題

「G検定」合格によるメリット

メリット①:AI知識を客観的に証明出来る

ここからはG検定合格した場合のメリットについてみていきましょう。
まずは「ビジネスに活かすためのAI知識を持っている」ことを客観的に証明することが可能です。
これはG検定の学習を通じて、AIの基本知識や歴史に加え、ディープラーニングの概要・技術、産業分野への適用事例などを幅広く学ぶためです。

そのため、会社によってはAIコンサルタントとまではいかなくても、自社でAIの導入を検討しているときにどうすればいいか、可否含めて助言をすることも可能になるでしょう。

メリット②:会社によっては評価対象になる可能性

二つ目のメリットは、資格の取得が会社に評価されるケースです。
これは、AIへの関心が高い企業や人材育成に力を入れている企業にその傾向がみられるかと思います。

ただ先ほどもお伝えしましたが、AI資格(G検定+E資格)はまだそこまで認知度が高くないため、「資格を取得しさえすれば就職や転職がうまくいく」「社内での評価が上向きになる」といった過度な期待はやめておいた方が賢明かと個人的には思います。

メリット③:AI社会に向けた高度人材になれる

最後のメリットは、今後来るAI社会で活躍出来る人材になれる可能性が広がるという点です。
AIは日々目まぐるしく進歩していますが、日本でのAI導入余地はまだまだたくさんあります。

僕は2016年から2019年にかけて中国(上海)を中心として生活していましたが、AI技術を導入したサービスが当たり前のように日々の生活に入り込んできていました。
顔認証システムを利用したキャッシュレス決済や個人信用スコアの導入等、日本ではまだ馴染みの薄いサービスが中国では実用化されているのです。

AI実用化に当たっては、法律や倫理も絡む問題となるため、すべてがすべて中国のようにというわけにはいきません。ただ、少子高齢化や働き手減少といった日本が抱える課題も踏まえると、AI技術を課題解決に利用することで、より良い社会の実現が可能になると思います。

簡単なことではないですが、社会課題の解決をモチベーションとしたAI高度人材を目指せる可能性があるということを知って頂ければ十分です。

● G検定を取得すれば、AI知識を保有していることを客観的に証明出来る
● 企業によっては、G検定の取得が「評価」につながる可能性がある
● 社会課題の解決を実現する「AI高度人材」を目指すキッカケにもなる

「G検定」を受験した感想を紹介

最後に、僕自身もG検定を受験した経験があるので、参考程度に段階別の情報を記載しておきます。

G検定の全体的な感想

僕はAI技術の全体像を知るという目的で受験しましたが、その観点からは十分に目的を達成出来る内容でした。受験前は「AI」とか「データサイエンス」といった言葉を知っている程度で、具体的に語れる知識は持ち合わせていませんでしたが、G検定を通じて幅広い知識を身につけることが出来たと実感しています。

G検定受験「前」の感想

僕が受験したのは2019年11月開催の試験だったのですが、勉強自体は9月半ば頃から始めました。
pythonなどプログラム言語の事前知識はありましたが、G検定では出題範囲外(コードの実装問題はない)のため、実質知識ゼロの状態から本を読んで地道に勉強をしていました。

公式テキストは比較的わかりやすく、新しく知識がインプットされていく過程と、アウトプットで身につける過程が楽しかった記憶がありますね。

G検定受験「中」の感想

オンライン受験だったので、コーヒー淹れて準備万端のリラックス状態で受験出来ました(笑)
ただ、①問題数が想像以上に多くて時間ギリギリだった、②公式テキストには載っていない「?」的な論点も多々あったように感じた、この2点が受験後の率直な感想でした。

試験中に出てきた不明な論点は、テスト後に調べようと思って都度メモしていたので、それが原因で時間ギリギリだった可能性が高いですね。

G検定受験「後」の感想

僕の場合は組織で働いているわけでもないので、完全なる自己満足でした。
語弊恐れずに言えば、「G検定に合格したからすぐ何かが出来た」ということはありません。
ただ僕のモチベーションと目的は、AIコンサルに向けた全体像の理解にあったので想定内でした。
(※ちなみに、僕はAI実装にも興味がありこの記事を書いている前日にE資格も受験しました。)

(E資格の勉強も踏まえてお伝えすると)
G検定で扱うディープラーニングの内容が100あったとしたら、その100すべてを本質から理解するのは、既にAIエンジニアとして働いている人が受験される場合を除いて、ほぼ無理だと思います。
それは、ディープラーニングの本質は数学や情報理論であり、実際にプログラミング言語での実装も踏まえてイメージ出来るようにすることが、本質の理解には欠かせないためです。

ただここでお伝えしたいのは、G検定で勉強している内容が100%わからなくても大丈夫ということです。
興味を持ちながらゆっくり勉強すれば確実に合格出来ると思うので、興味が湧いた方は是非チャレンジしてみてください!

まとめ

いかがだったでしょうか?
今回は、少しずつ知名度が上がってきているAI資格の一つ「G検定」について記事を書いてみました。

「AI=仕事奪われる」的なネガティブなイメージがある人こそ、興味を持ってほしいなと個人的には思っています。AI技術の全体像や得意なことを把握するだけでも、よりよい社会の実現に一歩近づくはずです。

「E資格に興味がある!」という方は、以下の記事も参考にしてみてください。

では今回はこのへんで。