
先日、AI資格の一つであるE資格を受験し、無事合格することが出来ました。
一緒に勉強していた仲間の一人も合格出来たのですが
「E資格には合格出来たけど、この後どうしよっかな」
と悩んでいたのが印象的だったので、今回はE資格合格後の「ロードマップ」について考察してみます。

「ロードマップ」と表現していますが、E資格取得後にすべき行動として読み進めてみてください。
【こんな方に読んで欲しい記事です】
● E資格に合格したので今後のキャリアや転職について考えている方
● E資格合格後に対策しておくべき行動を知っておきたい方
色々な働き方がありますが、本記事では「転職」するために必要なことを紹介していくことにします。
コンテンツもくじ
必要な準備|ポートフォリオの作成
まずは転職するにあたって具体的に「何」が出来るのか、アピールするための素材を準備しましょう。
聞き慣れた言葉で言い換えるならば「自分のポートフォリオ」を構築するということです。
就職活動や転職活動を経験したことがある方ならお分かりかと思いますが、就職先の面接官は
・ 自社が求めている人材かどうか
・ 実際の業務で使われる知識を持ち合わせているか
といった点を(当然ながら)重視します。
そのため「E資格に合格しました!」というアピールだけではなく、相手に客観的に伝わる形として自分の能力や知識を可視化しておくことが非常に重要となります。

面接官が必ずしもE資格の難しさや内容を知っているとは限らないもんね
具体的なポートフォリオの構築方法にも色々ありますが、個人的にオススメなのは「GitHub」です。
・ 技術ブログを運営している方なら、ブログ内で紹介しているコードをGitHubでも公開する
・ E資格で学習した論点(アルゴリズム構築や画像認識、自然言語など)をGitHubで公開しておく
といった方法が、手っ取り早く相手に自分の実力を伝える方法となります。
「GitHubって何?どうやって始めるの?」という方は、以下記事で解説してるので参考にしてみてください。
必要な行動「4つ」について
続いて、転職を成功させるために取り組んでおきたい「4つ」の行動を紹介します。
これから4つ紹介していきますが、この記事を読まれている方にとって「これは必要だな」と思えるものだけ取り組んでみてください。もし時間がある方なら、新しいインプットをしながら転職先を見つけるためのアクションを同時並行で意識してみてください。
必要な行動①| 深層学習ライブラリの学習
1つ目に取るべき行動は「深層学習ライブラリの勉強」です。
E資格でも多少勉強したかとは思いますが、実務では深層学習ライブラリをガッツリ使う企業が多いです。
AI機能を盛り込んだ製品を開発したいと考えている企業は非常に多く、効率的に開発を進める観点から深層学習ライブラリの使用が前提となるためです。

E資格で勉強したみたいにゼロから実装していくケースは少ないってことだね
ブログ執筆時点における深層学習ライブラリとしては以下がメインとなります。

上図は、E資格受験前に僕がアウトプットの一環として作成したイメージ図です。
本当はもっとありますが、有名な深層学習ライブラリがこの3つといった感じですね。
とは言っても、転職する場面では「転職先における開発環境」を事前に確認することが大事です。
なぜなら、実務で上記すべてのライブラリを使うことはほぼなく、いずれかのライブラリをメインとして使用することが一般的だからです。効率的に学習する観点からも、可能であれば応募条項を見るなどして把握しておきましょう。

個人的には「PyTorch」の利用率がこれから増えるんじゃないかなと思います
必要な行動②| プレゼン能力(伝える力)の向上
2つ目に取るべき行動は「プレゼン能力の向上」です。
プレゼン能力というとちょっとおおげさなので、伝える力程度に思っておいてください。
・ 転職時の面接で自分をアピールする
・ 転職後もチームコミュニケーションが必要となる
主に上記2つの場面で「伝える力」は非常に大事になります。
転職時に話す相手(面接官)は必ずしも「AIに精通した人」とは限らないので、専門的なことも出来るだけわかりやすく伝えるような力が必要となってきます。
スムーズなコミュニケーションが出来れば、相手の印象も格段に高まるはずなので、もし自分の伝える力に自信がない方は下記記事を参考にしてみてください。
必要な行動③| AI専門エージェントへの登録
3つ目に取るべき行動は「専門エージェントへの登録」です。
僕の友人含め、転職先を考えている方で意外とみんなが忘れている行動がこのエージェントへの登録です。
・ 既に面接先が決まっている
・ これから転職先を探す
・ 将来的にはフリーランスを考えている
上記に該当する方であれば、エージェント登録しておいた方がいいです。
なぜなら、エージェント登録を通じて
・ どういった案件があるか(=どういった知識が必要となるか)を知れる
・ どういった業種の企業がどんな技術開発をしようとしているか概要がわかる
・ 案件を紹介してもらうことが出来れば、将来的に独立の道も見えてくる
といったメリットがあるからです。
AIやデータサイエンス専門のエージェントとしては無料登録できる「BIGDATA NAVI」がオススメです。
案件単価が高く、案件数もかなり豊富なので情報収集目的でも使って損はないです。
カウンセリング面談もしてくれるので、キャリアアップを目指されている方は早めに行動してみてください。
必要な行動④| Webアプリケーション実装力を身に付ける
最後、4つ目に取るべき行動は「Webアプリケーションを実装出来るようにする」です。
業務によっては必須ではないかもしれませんが、AI人気が高まると同時に最近注目を浴びているのがpythonベースのWebアプリケーション「Django」です。
フルスタックと言われるほど、DjangoはWebアプリケーション作りに最適である上、AI機能の実装も出来るので身に付けておくと周りに差をつけられるとも言えます。
E資格に合格してpythonの力がある方は(余力があれば)是非取り組んでみてください。
具体的な概要や勉強方法については以下で紹介しています。
さいごに
今回は、E資格に合格した後の転職ロードマップについて解説してきました。
E資格を取得したらすぐに転職出来るというわけではないので、しっかりと事前準備や必要な行動を積極的に取るようにしてみましょう。
転職活動は緊張する場面もありますが、それは成功する可能性と期待があるからこそです。
E資格合格の努力を最大限に活かすためにも、成功に向けて頑張ってください!陰ながら応援しています。