こんにちは、TAKです。
「自分なりに頑張ってはいるけど、今の仕事が自分に合っているのかわからない」と悩んでいませんか?
上の写真のように、顔を覆うほど悩んでいたらかなり心配ですが(笑)、一度今の仕事が自分に合っているのかを立ち止まって考えてみる機会を、今回は作ってみたいと思います。
・今の仕事を続けていくべきか悩んでいる人
・そもそも今の仕事が自分に合っているのかわからない人
・転職を考えているけど、そこでの仕事が本当に自分に合っているか不安な人
キャリアチェンジと聞けば響きはいいですが、実際は「これでいいのかな?」と不安もありました。
実際に自分に合っている仕事は何か?という視点を持ちつつ、経験談も踏まえて紹介していきます。
コンテンツもくじ
「仕事」の意味を再定義する
仕事は「作業の集合体」
まずは「仕事」の意味を考えてみましょう。
好きに解釈しても構わないのですが、「仕事=職業」ととらえていては、本当に今の仕事(職業)が自分に合っているかを見極めることは難しいと思います。
それは、どの仕事にも言えることですが、仕事は何かしらの作業が融合して成立しているものだからです。
つまり、仕事は「作業の集合体」であるといえます。
例えば、僕も大好きな「パン屋」を例に挙げて考えてみましょう。
パン屋の主な仕事は「パンを作って販売すること」ですが、これではパン屋の仕事の一部しかとらえていないことになります。
ざっと考えてみるだけでも、パン屋の作業レベルの仕事はこれだけあります。
【パンを作る作業(前段階)】パンを作るのに必要な材料や道具の調達、仕入先の選定・開拓
【パンを作る作業(製造段階)】愛情込めてパンを作る
【パンを作る作業(後段階)】作ったパンの品出し、品質管理、作業台の後片付け
【パンを売る作業】顧客対応、レジ打ち、クレーム対応
【パンを知ってもらう作業】SNS運用、ホームページの整備・運用、キャンペーン企画考案、広告
【パン屋を継続させる作業】お金の管理、必要な人材の確保・配置、その他
サラリーマンのようなオフィスワークの場合にはイメージしにくい点もありますが、必ず何かしらの作業をしていて、最終的にそれが会社の中でひとつになって顧客に価値を提供しているということを知っておいてください。
仕事をブレークダウン(分割)することが大切
では、どうすれば仕事を作業の集合体として考えることが出来るのでしょうか?
結論から言えば、仕事をブレークダウンすることが大切です。
人によっては因数分解して考えるのが大事と言ったりもしてますが、同じことです。
仕事は色々な作業が固まって成立しているからこそ、バラバラに分解した方が何をやっているか、実態がわかりやすいことからこのように言われるのでしょう。
イメージしにくいオフィスワークでも同じです。
経理関係の仕事なら、システムに記帳するための資料を収集→記帳→不明点は確認→記帳→完了後は上司に報告&レビューとなるでしょう。
営業関係の仕事なら、営業先の選定・ニーズ分析→資料作成→プレゼントークの準備→プレゼン→契約といった感じでしょうか。
実際はもっと細分化出来ると思いますが、いずれにしても仕事を作業にブレークダウン(分割)して考えることが重要となります。
なぜなら、作業レベルに落とし込んで考えることが出来れば、その作業が自分の好きなことかどうか考えることが可能になるからです。
自分の好きな「作業」を考えてみよう
では実際に自分の好きな作業について考えてみましょう。
世の中にはたくさんの作業がありますが、その中で自分が得意としている作業はなんでしょうか?
参考程度に僕の例を挙げてみます。
僕の好きな作業は「人に教える」「計算する」「コードを書く」「文章を書く」「生み出す」です。
もともと人に教えたり計算することが好きだったので、(安易ですが)公認会計士+コンサルの道を選択していました。
ただ、色んなプロジェクトに携わっている中で、より効率的に業務をこなすためにVBA(Excelマクロ)を勉強したのをキッカケに、コードを書くプログラミングに興味を持ち始めました。
また、文章を書くのが好きだなと最近気づいて、ブログを始めてみましたし、何もないところから自分で何かを生み出すことが好きだとこれまた最近気づいて、AI関係や動画製作などもしています。
要は、職業単位で仕事選びをするのももちろんOKですが、自分の好きな作業を考え抜いて、そこから「自分の好きな作業が出来る仕事は何だろう?」と考えてみることがオススメです。
2. 自分の今している仕事をブレークダウンして、作業レベルに変換してみよう。
3. 自分の好きな作業と今の仕事の作業がマッチしているか、一度分析してみよう。
理想的な仕事の「環境」を追い求めてみる
仕事の環境は自分のモチベーションを左右する
先ほどまでは、仕事の内容にフォーカスしていましたが、ここからは仕事の環境に着目してみましょう。
仕事選びをするとき、みなさんは「仕事の内容」と「仕事の環境」どちらを大切にしますか?
人によって違うでしょうし、どちらも追い求める!という人がほとんどでしょう。
ここでお伝えしたいのは、仕事の内容(作業)も大切だけど、仕事をする上での環境も同じくらい大事ということです。
僕が監査法人(←公認会計士がいっぱいいるとこ)で働き始めて3ヶ月くらいしたある頃、別部署の面白そうなプロジェクトにアサインされました。
が、そこの上司がパワハラをしてくる最悪上司で、結局一週間程度でそのプロジェクトから抜けました。
仕事の内容自体はやはり好きだったのですが、そこの劣悪な環境と雰囲気には耐えられなかったのです。
仕事の内容と環境を天秤にかける必要はないですが、仕事は一人では出来ないものです。
組織に所属している場合には、より一層チームワークで仕事を成立させる必要があるので、「自分らしくあるため」には仕事環境は思っている以上に重要な要素です。
自分が求める環境を書き出してみよう
では、先ほどと同じように自分の好きな環境について考えてみましょう。
出来れば、紙とペンを用意して書き出してみることをオススメします。
自分らしさを優先するのであれば、「アットホームな雰囲気」「オフィスはフリーアドレスデスク」「家から近い」など色々考えられるでしょう。
自分の能力アップとキャリアを追求するのであれば、「短期でプロジェクトを任せてもらえる」「実力に応じた報酬体制」「バリバリな雰囲気」といったところでしょうか。
ちなみに僕の場合は、「落ち着いている空間」と「音楽+コーヒー」です。
これさえ満たされてれば自分のモチベーションが上がる!といった環境を追求してみましょう。
2. 自分好みの環境を追求することで、自分のモチベーションをあげて仕事に励むことが出来る!
3. 今の仕事の環境が自分の理想とかけ離れているなら、他の選択肢も視野に入れよう
最後は「自分の信念」と照らし合わせてみる
自分の信念 >>>>>>>>>> 仕事の内容+環境
タイトルの意味は「仕事の内容や環境」よりも「自分の信念」が何よりも大事ということです。
「それじゃ、今まで話してきた仕事の内容や環境は意味のでは?」と思われるかもしれませんが、より自分に合った仕事を見つけるためには、やはり必要です。
なぜ自分の好きな仕事(作業)の内容と環境を分析したあとに、自分の信念と照らし合わせる必要があるのかというと、実際の仕事は就職・転職してやってみないとわからないからです。
いくら自分の好きな作業や追い求める環境とマッチしてそうな企業を選んだとしても、自分の理想とはかけ離れている可能性があるのです。
これは企業努力の裏返しでもあるのですが、企業の外にいる人にはキラキラして見えるのに、実際中に入ってみたら地獄絵図みたいということはよくあります。B to C企業の場合はその傾向がより強いです。
つまり、「自分の理想とかけ離れていたとしても、働き続けたいと思えるか?」を明確にするための手段として、自分自身の信念(価値観・ポリシー)と照らし合わせるべきなのです。
既に働いている方であれば、自分の大切な信念は何かを考え、それを今の職場で働いていることで犠牲にしていないか?という視点で考えてみてください。
最後はフローチャートで確認してみる
ここまでの話をフローチャートにしてまとめてみました。
まず最初は自分の好きな作業は何か?を考えること。
これがわかれば、好きな作業が出来る仕事をすることで、自分の理想に近づけます。
次は、自分が仕事をする上で追い求めたい環境は何か?を考えること。
これも仕事の内容と同じくらいモチベーションを左右する大事な要素です。
そして最後に、自分が大切にしている信念や価値観を犠牲にしないか?を考えること。
実際に働いてみないと、本当に自分が追い求めている好きな作業や環境がそこにあるかはわかりません。
「自分の大切な信念が損なわれないのであれば、多少理想の環境と違ってもいいや」と考えることも出来ますし、「いくら好きな作業や環境があっても、自分の価値観が失われるならば、ここで働き続けることは出来ない」と考えることも出来るでしょう。
これから新しい仕事をしようとしている方も、既に働いている方も、悩んだときには立ち止まって考えてみてください。
2. 本当の仕事内容や環境は、実際に働いてみないとわからない!
3. 「自分の軸となる信念」がわかっていれば、仕事の内容や環境と不一致があったとしてもどうすべきか判断して行動することが出来る!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は「自分に合った仕事を見つける」をテーマに記事を書いてみました。
自分が選んだ仕事に悩まず働きたいですが、ほとんどの人は何かしらの悩みを抱えています。
自分の理想とかけ離れているのに働き続ける必要はないと僕は思っています。
「ただなんとなくいやだから」で済ませるのではなく、「自分はどうしたいのか?」を考え続けて理想的な仕事を見つけるヒントにして頂ければ幸いです。
ではまた。