
こんにちは、TAKです。
今回は前回に引き続き、オンラインで確定申告出来る「e-Tax」を使えるようにするための導入プロセスの後編を解説していきたいと思います。前回の記事は以下を参考にしてください。
【こんな人に読んで欲しい記事です】
● e-Taxを使ってオンラインで確定申告をしようと考えている方
● 時間を効率的に使うために、今後は手続きのオンライン化を進めていきたい方
前回記事でも紹介しましたが、e-Taxを使えるようにするための大きな流れは以下のようになっています。
その中で、今回は「e-Taxのセットアップ」について簡単に紹介していきます。
e-Taxを利用するまでの流れ
【前編記事の内容】 マイナンバーを読み込むため、ICカードリーダー設定をする
【後編記事の内容】 e-Taxを利用するためのセットアップをする(今回)
※前提事項として、マイナンバーカードを取得済であること
今回はe-Taxのセットアップを完了させ、実際に申告書を作成出来るように環境設定することが目的です。
一言でセットアップと言っても、実はe-Taxで申告書を作成出来るようにする前に必要な作業が2つほどあり、その作業を経てe-Taxでの操作が出来るようになります。
面倒ですが、一つ一つクリアしていきましょう!
コンテンツもくじ
【ステップ①】利用者クライアントソフトウェアの導入

まずは、利用者クライアントソフトウェアをダウンロードしていきます。
名前はどうでもいいのですが、これは地方公共団体情報システム機構というところが運営する公的個人認証サービスで提供されているものです。
前回、自分のPCとカードリーダーを連携させましたが、まだマイナンバーを使える状態にはなっていません。そこで、公的個人認証サービスを通じて、必要なソフトウェアをダウンロードすることで、手持ちのマイナンバーを有効にさせるようなイメージです。
以下のページでダウンロード出来るので、自分のOSに応じてダウンロードしてください。
ダウンロードしたら画面に従ってインストールすれば特に問題なく完了出来ます。
>> 利用者クライアントソフトのダウンロードページ
僕はWindowsで確定申告しましたが、ブラウザはIEを利用した方が良いです。
この後も話に出てきますが、Google Chromeだと推奨ブラウザではないのでNGとなってしまいます。
これも少し面倒ですが、仕方ないので従って進めていきましょう。
(※Edgeの利用も推奨されていますが、IEのままで特に問題なく手続き出来ました。)
【ステップ②】e-Tax事前準備セットアップ

確定申告書作成コーナー
マイナンバーのセットアップが完了したので、これでようやくe-Taxに進めます。
ですが、まだ使える状態ではないので、事前準備としてセットアップをしていきます。
これが最後です。
まずは、確定申告書を作成する場所を知っておきましょう。
>> 国税庁「確定申告書等作成コーナー」
上記リンク先に飛ぶと、以下のような画面ページになるかと思います。

実際に確定申告書を作成するためには、赤丸部分の「作成開始」をクリックして進めていくことになります。
ブラウザは「IE」推奨
先ほども簡単に紹介しましたが、ブラウザはIE(Internet Explorer)を使用してください。
以下の画面はGoggle Chromeで手続きを進めようとした時の画面です。
「判定結果」が×となり、これ以上手続きを進められなくなりますので注意です。

ブラウザをIEに切り替えて手続きを進めると、以下のように判定結果が〇となります。
その下の「Edge機能拡張」が×になっていますが、このままでも特に問題なく進められました。

一番下の「事前準備セットアップ」という部分が「-」になっているので、この後対応していきます。
事前準備セットアップの開始
事前準備セットアップは、確定申告書作成コーナーの「作成開始」を進めていけば、事前準備セットアップをするように求められるはずです。
途中で以下のような画面が出てくるので、セットアップを開始してください。


実際にセットアップが開始されると、以下のような青い画面になります。

使用するブラウザを選択する画面も出てくるので、自分が利用しているブラウザを選択してください。
僕の場合はIEにしています。

これが完了すれば、また最初の確定申告書作成コーナーの画面に戻るはずです。
再度作成開始をクリックしていくと、以下の画面のように事前準備が正常に完了している旨の表示がされます。
この画面が出てくれば事前セットアップは完了です。

【ステップ③】e-Taxで申告書を作成

申告書の作成に進む
以上で色々あった事前準備作業が完了したので、これでようやく申告書の作成を始められます。
ここまで来れば、ICカードリーダーにマイナンバーを乗っけた状態で、e-Tax画面を操作していけばいいだけです。イメージしやすいように画面キャプチャを貼っておきます。
マイナンバーカード方式を選択して、マイナンバー登録時に設定したパスワードを入力すればOKです。



最終的に、以下のような画面まで進めればe-Taxが操作出来る状態になっています。
あとは自分の所得区分に応じて申告書を作成していけばいいだけです。

手続きの内容を確認
自分がe-Tax上で行った手続きについての結果や、税務当局側からのメッセージを確認することも可能ですので、合わせて紹介しておきます。
最初の「確定申告書作成コーナー」画面の右側にある「確認する」を入力すれば、現在の状況について確認することが出来ます。事前に登録しておいたメールアドレスに税務当局側から連絡が入ることがあるので、そのような時に以下の操作で確認出来るようにしておけば良いかと思います。


なお、上記e-Taxソフト(WEB版)を利用するためには、別途インストール作業が必要になる可能性があるので、その場合は必要に応じて対応してください。
まとめ
今回は、e-Taxを使って確定申告をするための方法について紹介しました。
これで面倒だった環境構築が完了したので、あとは自分の所得に応じて申告書を作成していけばいいだけです。
申請自体はかなりスムーズにできるので、これで窓口や郵送対応などが不要となり、時間をより効率的に使えるようになりますね。みなさんも是非使えるようにしてみてください。
「所得税の基本や考え方を知りたい」といった方は、以下記事で詳しく解説しているので良ければ参考にしてみてください。
では今回はこのへんで。