
こんにちは、TAK(@tak_vectorium)です。
今回は、僕が提供するサービスリリースに関するお知らせです。
日本に戻ってきてから、法人向けのお仕事はさほどしていなかったのですが、コロナ禍をキッカケに「リソース不足で困っている方のお役に少しでも立てれば」との想いで「KISEKI」というサービスをリリースしました。
詳しくは記事の中で紹介していきますが、本サービスは、Webアプリケーション(ダッシュボード)を用いてデータを見える化し、毎月のコミュニケーションを通じて一緒に成長することを目的としたコンサル型Webサービスです。
【こんな方に読んで欲しい記事です】
● 毎月の「コミュニケーション」を通じて経営・財務の課題を解消していきたい方
● サステナブル経営のために「キャッシュフロー経営」を推進していきたい方
● 月次財務諸表の作成など、会計データをより戦略的に活用していきたい方
サービス「KISEKI」の由来
まず最初に、サービス名となっているKISEKIの由来から簡単にお話しさせて頂きます。
これは、「軌跡」と「奇跡」をかけて名付けたものです。
「え?シャレなの?」って思われそうですが、親しみやすさも込めてネーミングしました(笑)
下の図にあるように、現代ビジネスでは色々なことを乗り越えながら、企業努力を経て生存し続ける必要がありますよね。

資金力のある上場企業でさえ、数年後には倒産してしまう可能性があるので、よりリソースの少ない状況で頑張っている中小企業が数年後も生存しているのはまさに「奇跡」とも言える状況です。おおげさではなく。
サービス「KISEKI」では、そんな中小企業が奇跡を起こすサポートをしたいという想いで作りました。
そして、頑張ってきた企業努力をデータという形で残し、様々な角度から努力の「軌跡」を見える化します。
どういったデータを企業内に蓄積し、どのようなデータを見える化するかは画一的には決められません。
そのため、毎月のWebミーティングやコミュニケーションを通じて、一緒に考えて成長していくことを目指します。
ここまでの話をまとめたイメージ図が以下のようになります。

「KISEKI」が目指すもの
「サービス名の由来はわかったけど、結局何を目指しているの?」という点を説明します。
本サービスが目指すものは、「お客様の継続的な成長と努力軌跡の見える化」を通じて一緒に成長していくことにあります。
もう少しかみ砕いてお伝えすると、
● 見える化をするために ・・・ Webアプリケーションを活用
● 継続的な成長と努力軌跡のために ・・・ お客様のレベル・現状に合わせたデータを活用
● 一緒に成長するために ・・・ コミュニケーションというアナログ価値を最重視
といったカタチになります。
図でまとめたものが以下です。

すべてはお客様とのコミュニケーションを通じて決めていくようにしていますが、データ活用の目安として以下3つのレベルを設定しています。
<データ活用の目安>
・ レベル1 ・・・ キャッシュフロー経営を目指し、倒産しない健全な企業経営を推進する
・ レベル2 ・・・ 月次ベースで財務諸表を作成し、会計データを戦略的に活用した経営を目指す
・ レベル3 ・・・ 企業内に眠る経営データを見つけ、様々な視点でデータ分析するDX経営を目指す
レベル1では、キャッシュフロー(資金繰り)の管理を重視しています。
税理士に会計税務業務を委託している企業は多いと思いますが、月次ベースで資金繰り表やキャッシュフロー計算書を作成してもらっている企業は割合的にかなり少ないです。
「お金がなくなったら倒産」という状況を防ぐためにも、資金繰り表やキャッシュフロー計算書は必要不可欠となりますが、「過去からの経験や勘」で乗り切っている経営者の方は意外にも多いのが現状です。
しっかり守りを固めて攻める経営を出来るようにするためにも、キャッシュフロー経営は重要となります。
レベル2では、会計データの戦略的な活用を重視しています。
一つ質問ですが、財務諸表は年に何回作成していますか?
顧問税理士や会計データに対する意識によって異なるでしょうが、ほとんどの方は決算申告前の1回作成して終わりの状況になっています。
コンプライアンス上はこれでも問題ありませんが、より戦略的に成長を遂げるためには「過去データ」である会計データを毎月活用しない手はありません。
中国では法律上、月次ベースで税務申告が要求されているため、毎月中国ベースの財務諸表を作成し、そこから管理用の財務諸表を作成している会社がほとんとです。
「ここは日本だ!中国は関係ない!」という方もいらっしゃるかもしれませんが、スピード経営が最重視される中国ではそのような手間暇をかけてでも、日々生き残るための努力をしていることを知っておいてください。
レベル3では、DX経営の推進を目標にしています。
最近日本でも話題にあがるDX(デジタルトランスフォーメーション)ですが、こんな難しい言葉を使わなくとも、「もっと自社にあるデータを活用していこうよ」というのがこのレベルのコンセプトです。
どんなデータが企業に存在するか、どんなデータが取れるかは、企業によって異なるので僕にもわかりません。データ分析を通じてすべてが解決するとも思っていません。
それでも、データに潜むインサイト(知見)を発見し、企業戦略に活かし成功出来たら楽しいです。
何より、お客様と一緒に「これは何だ?どうしたらいいんだ?」と悩みながらも前身するプロセスが楽しいと僕は思っています。
そのため、Webアプリケーションという「デジタル価値」を用いながらも、コミュニケーションという「アナログ価値」を重視しているのです。
「KISEKI」の具体的なサービス内容
ここまでの話を踏まえて、「 結局、KISEKIってどんなサービスか?」についてお話させて頂きます。
ひと言で言ってしまえば、「AccounTech」のサービスです。
FinTechならぬ、AccounTech(←この言葉自体あるのかわかりませんが)のイメージが近いです。
「Accounting(会計)」×「Technology(テクノロジー)」の組み合わせから来てる言葉です。

サービス「KISEKI」で扱う内容と先ほどのレベルを当てはめたものが以下となります。
Accounting(会計)の領域
・ キャッシュフロー経営(C/F経営)の取り組み ← 「レベル1」に対応
・ 月次ベースでの会計データの把握・戦略的活用 ← 「レベル2」に対応
Technology(テクノロジー)の領域
・ Webアプリケーション(ダッシュボード)を活用 ← 全レベル共通
・ 会社内に眠る経営データの活用 ← 「レベル3」に対応
実際に、KISEKIを利用する場合の流れは以下イメージ図がわかりやすいかと思います。
簡単に言ってしまえば、お客様には保有されているデータを提供して頂くだけです。
もちろん不明点などあれば、その都度スピード感あるコミュニケーションを取らせてもらいます。

実際のWebアプリケーション(サンプル)のイメージは以下のようになります。

お客様専用のダッシュボードを用意するので、そこで経営・財務データなどを管理しつつ、カスタマイズしながら一緒に成長させていきます。
よくある質問
ここでは、今まで色々なお客様から頂いた「よくある質問」をまとめておきます。
Q1. 費用ってどのくらいかかるんですか?

直球ですね。でも中小企業さんにとっては気になるところですよね。
費用目安はレベル別に以下のようになっています。
● レベル1プラン ・・・ 月80,000円
● レベル2プラン ・・・ 月150,000円
● レベル3プラン ・・・ 要相談
データ量(取引数)などにもよるので、相談可能です。
Q2. 税理士の切り替えを検討しているのですが、会計・税務業務の依頼は可能ですか?

可能ですよ。僕が提携している税理士(監査法人時代の同僚)と一緒にワンストップで対応します。
● 月次 ・・・ 月次財務諸表の作成
● 年次 ・・・ 決算申告の対応
Q3. マネーフォワードやfreeeとはどう違うのですか?

デジタル価値だけでなく、毎月のコミュニケーションを通じたアナログ価値を提供している点が一番の相違点です。
システムもお客様の状況に合わせてカスタマイズしていくので、画一的にサービス展開するSaaSサービスとは違っていると認識しています。
Q4. 月次のミーティングはいつ頃するのですか?

お客様のご都合に合わせて毎月セッティングするので、固定はしていません。
なお、ウェブツールとしてはWherebyをメインに使用しています。
ご希望があればZoomなどでも対応可能です。
通信環境によっては音声のみなど、柔軟に対応しています。
(現在、コロナ禍のためオンラインミーティングメインにしています)
Q5. データはどのようにやり取りすればいいのですか?

特にご希望がなければ、Google DriveやDropboxなどで専用フォルダを作成しますので、そこでやり取り出来るようにします。使い方もお伝えします。
オーソドックスにメールでのやり取りにも対応しています。
Q6. 会計やデータ活用についてまったく知識がないのですが問題ないですか?

まったく問題ありません。
僕も貴社のビジネスについては最初は素人なので、色々教えてください。
「難しいことをわかりやすく」をモットーにしているので、何でも聞いてください。わからないことであれば学んでお伝えしていきます。
一緒に成長していきましょう!
「KISEKI」に関するお問い合わせ
KISEKIはデジタル技術を活用しつつも、コミュニケーションをベースとしたアナログ価値を提供しています。
基本僕がすべて対応しているため、ご希望のお客様すべてにサービス提供出来ない点がデメリットです。
ただ、本サービスは先月から始めたばかりということもあるので、「残り28社」様分の枠はあります。
少しでも興味を持ってくれた方や、話だけでも聞きたい方は、以下フォームからお気軽にお問い合わせてください。TwitterやInstagramからのDMでも対応しています。
さいごに
今回は、僕がリソース不足の中小企業向けに開発したサービスについて紹介させて頂きました。
経営者は孤独とも戦って頑張っていることを知っているので、周りに相談する人がいなくて困っている方はお気軽に相談してください。
毎月のオンラインミーティングでは、事業のことはもちろん、雑談することを楽しみにしてくれているお客様もいらっしゃいます(笑)
楽しく仕事をしていくためにも、何かお力になれることがあればいつでもお問い合わせください。
では今回はこのへんで。