公認会計士試験の「合格ロードマップ」と「勉強法」について解説
こんにちは、ちくたっく(@tictak_py)です。
今回は、公認会計士試験を目指している方向けに「合格ロードマップ」や「勉強法」について紹介していきたいと思います。
僕自身、会計士試験に合格してから年月は経っていますが、当時の苦しい思い出はいまだに覚えています。
・ 試験科目や勉強量が多すぎて、何をしていいのかわからなくなる
・ 多くの時間を勉強にあてて努力しても、合格できるかのか不安
・ そもそも今の自分の勉強方法は合っているのか
などなど、色々なことで悩んでいた記憶があります。
そこで今回は、今まさに会計士受験を目指している方に向けて、少しでも合格率アップに繋がるポイントをお伝えしていこうと思います。勉強環境(※)によって取るべき戦略は大きく変わるので、「自分に合っているな」「これは使えそうだな」というものを取り入れてもらえればと思います。
※ 記事の方向性を明確にするため、本記事では以下の前提で話を進めていきます。
・ 勉強時間を十分に確保出来る環境にある
・ 予備校に通っている(講義や答練を受けられる環境にある)
・ 今からスタートして2年後に合格する短期合格を目標
・ 短答式試験は「5月」、論文式試験は「8月」に受験するスケジュール
社会人の場合は、勉強時間の確保が課題となりますが、ポイントさえ抑えれば十分合格出来るはずです。
【こんな人に読んで欲しい記事です】
● 公認会計士試験の合格を目指している受験生の方
● 日ごろの勉強方法やカリキュラムの進め方に迷っている方
記事内では、「合格に必要な心構え」と「ステージ別の勉強法」にわけて紹介していきます。
また、もし「今の自分」が再受験するならどのように勉強するかという視点も最後に紹介しています。
「公認会計士試験の概要について知りたい」という方は、まずは以下記事に目を通してください。
公認会計士試験合格に必要な「5つ」の心構え
心構えの重要性
まず最初に、会計士試験に合格するための「心構え」を5つ紹介します。
すでに自分なりのポリシーを確立している人であれば、ここは読み飛ばしてもらってOKです。
「勉強中に不安になりやすい」「このままで大丈夫か悩んでいる」といった方は、ここで紹介する心構えを抑えておくことで、合格に必要な「ブレない軸」を持てるはずです。
「5つの心構え」の概要は以下の通りです。
【心構え①】 カリキュラムからは絶対に遅れないようにする
【心構え②】 「周りの受験生」と「自分」を比較しない
【心構え③】 自分流のモチベーションを高める方法を持つ
【心構え④】 インプット時間とアウトプット時間を明確に意識する
【心構え⑤】 勉強仲間を作る(SNS上でもOK)
心構え①|カリキュラムからは絶対に遅れない
1つ目の心構えは「カリキュラムから絶対に遅れないようにする」です。
カリキュラムというのは、予備校が提供しているプログラムのことを意味します。
予備校としては、「大原」「TAC」「LEC」「東京CPA会計学院」などが有名ですね。
いずれのプログラムでも、受験合格に向けたスケジュールが組まれていますが、このスケジュールから遅れないようにすることが非常に重要です。
なぜなら、合格率を高めるには、「試験範囲を網羅するインプット」を終えた上で「合格出来るだけのアウトプット力」をつける必要があるためです。
スケジュールから遅れているということは、インプットにあてる時間が後ろ倒しになり、合格点を取るためのアウトプット(答練など)に十分時間を使えないことにもなります。また、精神的にも追い込まれた状況になり、勉強姿勢が「受け身」になりやすくなります。
そのため、プログラムをしっかりとこなしつつ、時期に応じた重点的な勉強ができるようにしていくことが重要となります。
心構え②|周りの受験生と比較しない
2つ目の心構えは「周りの受験生と自分を比較しない」です。
会計士受験を始めると、「絶対公認会計士になるんだ」という自負が芽生えます。
と同時に、(個人差はありますが)周りの受験生に潜在的でもライバル心を抱くようになります。
正直、僕が受験生のときも「周りの受験生には絶対負けない」といった気持ちを常に持っていました。
ただ、結論としては「周りの受験生と比較することに何ら意味や価値はない」のでやめるべきです。
・ 周りと比較すると、劣等感やモチベーションの低下が起こりやすい
・ 周りと比較すると、自分が見ているものが「目的(合格)」ではなく「ライバル」になる
・ 周りと比較しても、「合格に必要な力」は身に付かない
今思えば、かなり「無駄なエネルギー」を勉強以外のことに使っていた気がします。
勉強に限った話ではありませんが、「自分は自分」ということを常に意識して、「自分らしく」勉強を進めるようにしてください。
心構え③|自分流のモチベーションアップ法を持つ
3つ目の心構えは「自分流のモチベーションアップ法を見つける」です。
どれだけ目的意識を持ち、努力をし続けていたとしても、「合格」するまでは本当の意味で安心出来ません。
不安定な状態である以上、いつ何がきっかけで勉強のモチベーションが低下するかもわかりません。
・ 講義の内容が難しくなってきて、自分の理解力のなさにガッカリした
・ しっかり勉強したはずなのに、答練で思ったように点が出せず落ち込んだ
・ 周りが就活をしている中、自分は就活せずに受験勉強を続けていることに不安を感じた
・ 友人が短答式試験に合格したのに、自分は不合格だった
これは、どれも受験時代の僕が経験したことで、モチベーションが低下したキッカケでもあります。
「落ち込んでも仕方ない」とわかっていても、落ち込んでしまう時はあります。
なので、そのような時のために「モチベアップ法」や「リラックス法」を見つけましょう。
健康を害することでなければ、何でもいいと思います。
「自分の趣味に没頭する」「ゲームをしまくる」「映画鑑賞する」「運動する」「好きな経営者の本を読む」など、自分の気持ちをリフレッシュ出来る方法がまだない方は、是非この機会に見つけてみてください。
仕事をするようになってからも、こういった方法はかなり使えます。
心構え④|インプット時間とアウトプット時間を明確にわける
4つ目の心構えは「インプット時間とアウトプット時間を明確に意識する」です。
ここで紹介している5つの心構えの中では、勉強効率に直結するテクニック的な話でもあります。
会計士受験に必要な作業をあてはめると、以下のようなイメージになります。
● インプット ・・・ 今まで知らない知識を学ぶ作業(例:講義、テキスト/基準の読込)
● アウトプット ・・・ 学んだ知識を自分の力に変える作業(例:答練、計算問題を解く)
予備校が提供するプログラムでは、主にインプットである「講義」とアウトプットである「答練(答案練習)」を繰り返すようになっているはずです。
意識せずとも、自然に「インプット」と「アウトプット」を繰り返すことで実力が高まるような仕組みになっているとも言えますね。
とは言っても、言われたことをこなしているだけで合格出来る保証は(当然)ありません。
そのため、自分が持つ「空いた時間」を意識的に「インプット」や「アウトプット」に使う必要があります。
「勉強時間は十分に確保出来る」前提で話を進めているので、「講義」や「答練」以外の時間はほぼすべて「空いた時間」として使えるはずです。
「今自分がすべきことは何か?」「インプットばかりでアウトプットはおろそかになっていないか」といった視点を持ちながら、勉強を進めることで必ず成果はついてきます。
「インプットとアウトプットの重要性」が今一つわからない方は、以下書籍が参考になるので一度読んで見てください。今後の学びにも大きく影響すると思います。
>> 学び効率が最大化する「インプット大全」
>> 学びを結果に変える「アウトプット大全」
心構え⑤|勉強仲間を作る(SNS可)
5つ目の心構えは「勉強仲間を作る」です。
やはり受験勉強は「孤独」との闘いでもあるので、一緒に闘う仲間は作っておきましょう。
ライバル心を持ってもいいですが、目的は「合格」なのでそこは心構え②を意識してください。
僕の場合は、同じ高校・大学の友人と会計士を目指していたので、勉強仲間はいました。
わからない論点について話し合ったり、相手の得意な科目について教えてもらうなどしていましたね。
今ではSNSも当たり前の時代になっているので、SNS上で仲間を見つけるのもありだと思います。
ただし、SNSでは余計な情報が入ってくる場でもあるので、「同じ志を持つ仲間と繋がる」「自分の目的に合う情報だけを見る」という点を意識しながら使った方が良いでしょう。
以上が「5つの心構え」となります。
この点をしっかりと踏まえた上で、次から紹介するステップ別勉強法を参考にしてみてください。
会計士試験の合格率を高める「4ステップ」の勉強法
合格ロードマップの全体像
ここからは、より具体的な勉強方法を「合格ロードマップ」という形で示していきます。
合格することを目的に、必要な勉強方法を「4ステップ」で解説した内容です。
以下では「勉強をスタートした時点」から4ステップにわけていますが、すでに勉強を始めている方は「今自分がどのステップにいるのか」を意識しながらアレンジして読み進めてみてください。
合格ロードマップの全体像は次の通りです。
今回は「2年合格」を想定していますが、これはベストなシナリオです。
勉強量、勉強の仕方、勉強した内容の定着度、モチベーションの維持など、すべてがうまくかみ合わないと実現できないため、簡単ではありません。
ただ、短期合格するつもりで試験にのぞまないと、10年経っても合格することは出来ないと思います。
「この2年で自分のすべてを出し切る!」
そういった心持ちで勉強に取り組んでみてください。
ステップ①|計算科目の強化期間
ステップ①は「勉強をスタートしてから約1年」の期間が対象です。
このステップでは、「計算科目の強化」を目的として学習を進めましょう。
計算科目としては、「簿記」「管理会計論」が対象です。
理由はシンプルで、短答式試験においても論文式試験においても、コアとなる重要科目だからです。
会計の理論部分を学ぶ「財務諸表論」や管理会計論の理論部分については、この段階では無視してOKです。
予備校のカリキュラムによっては、他科目と並行して進める場合もあると思いますが、そういった時でも「計算科目」を中心にひたすらアウトプットをしてみてください。
計算を固めることで、ステップ②で学ぶ「理論」の理解もかなり深まるので、焦る必要はありません。
一応の目安を書いておきますので、このレベルに到達出来るように頑張ってみてください。
・ 簿記1級の資格に合格
・ 予備校内の答練で常に上位にランキング
・ 問題を見た瞬間に「論点」や「難易度」を把握できる
・ いつ、どこで、どんな問題を出題されても7割以上は得点出来る
ステップ②|理論科目の強化期間
ステップ②は「スタートして約1年経過した頃~短答式試験がある年の2月頃まで」の期間が対象です。
このステップでは、「理論科目の強化」を目的として学習を進めましょう。
理論科目としては、「財務諸表論」「監査論」「企業法」「管理会計論」が対象です。
「財務諸表論」と「管理会計論」については、ステップ①で計算を強化しているので、計算問題と照らしながら背景である理論を抑えていく感じでOKです。理論を抑えることで、計算の理解も高まる関係にあります。
一方で、「監査論」「企業法」は初めて学んでいく科目になります。
どちらもボリュームがある科目ではありますが、あまり難しく考えず、新しいことを学ぶ楽しさを感じながら学習を進めてみてください。
留意点としては、理論科目はインプット中心になりがちなので、しっかりアウトプットする時間も(意図的に)作るということです。
予備校の答練もありますが、頻度はそこまで多くないと思うので、自分なりに「この論点はどこまで理解出来ているかな?」という視点で確認してみてください。
また、理論科目が中心ではありますが、計算科目を全くしないのはNGです。
「しばらく電卓をたたいていない」状態が続くと、計算スピードや思考スピードが落ちるためです。
上記2点の留意点を意識しつつ、ステップ②を乗り越えてみてください。
ステップ③|短答式試験の対策期間
ステップ③は「短答式試験までの約3ヶ月」の期間が対象です。
このステップでは、「短答式試験に合格出来る実力を身に付ける」ことを目的として学習を進めましょう。
対象科目は、「簿記」「財務諸表論」「管理会計論」「監査論」「企業法」の5科目が対象です。
個人的な意見ですが、僕は論文式試験よりも短答式試験に苦労しました。
最近の試験傾向はわかりませんが、短答式試験は非常に細かく、スピードが求められ、難しいです。
そのため、このステップの「約3ヶ月」が勝負となります。
計算科目についてはかなり実力が付いているはずですが、「苦手論点の克服」や「忘れている論点の復習」に時間を使うようにしてみてください。
理論科目については、条文や基準の読み込みが非常に重要となります。
丸暗記する必要はありませんが、内容の正誤判定が瞬時に出来るようになる必要があります。
公認会計士試験に合格するためには、
・ 各科目を「じっくり」勉強するのではなく、「回転率(※1)」を意識して勉強する
・ 周りの受験生が正解出来る問題は確実に得点し、「埋没問題(※2)」には手を出さない
この2点をしっかりと意識するようにしてみてください。
※1 ある論点を1時間かけて学習するよりも、20分かけて3回転させるイメージ
※2 ほとんどの人が解けないような問題
この考え方は、論文式試験を突破する上でも重要な考え方となります。
ステップ④|論文式試験の対策期間
ステップ④は「短答式試験直後~論文式試験まで」の期間が対象です。
このステップでは、「論文式試験に合格出来る実力を身に付ける」ことを目的として学習を進めましょう。
対象科目は、「簿記」「財務諸表論」「管理会計論」「監査論」「企業法」「租税法」「選択科目」の全7科目が対象です。
このステップまでくれば、もうひと頑張りです。
ポイントは、論文科目として「租税法」と「選択科目」を新たに勉強していく必要がある点です。
選択科目としては、勉強量が少なくて済む「経営学」を選択する人が多いですね。
もうこの段階に来れば、自分なりの勉強法はすでに確立出来ているはずなので、あとはモチベーションを維持しながら、適度にリラックスして頑張るのみです。
強いて言うならば、各予備校が開催する模擬試験は必ず受けるようにしましょう。
自分が通う予備校の模試だけでも十分ですが、余裕があるなら大原やTACの模試を受けるのもありだと思います。
本試験が終わったあと
本試験が終わったあとは、3日くらいゆっくりしましょう。
今まで頑張ってきた自分にご褒美をあげる時間に費やしてもいいと思います。
ゆっくりした後は、今後の方針や目的を新たに設定していきます。
合格ラインにのっている方は、就職活動や自己分析に時間をあてるべきです。
合格ラインにのれなかった方は、原因分析をした上で、今後の方針を決めてみてください。
会計士受験者向きの記事ではありませんが、以前就活に使えるサービスについて記事を書いたので、「監査法人以外」の優良企業への就活を視野に入れている方は、良ければ参考にしてみてください。
就活にオススメの書籍なども紹介しています。
もし「今の自分」が再度チャレンジするなら…
「4つ」のポイントを追加で意識する
最後に、今の僕が会計士受験に再度チャレンジするならどう勉強するかを紹介したいと思います。
参考程度に読み進めてください。
率直に言えば、「もう二度と受けたくない」のが本音ではあります。
・ 論文式試験の初日、開始の合図にあせってしまい、手に持っていたボールペンで解答用紙に線を引いた
・ 間違って引いてしまった線を消そうと修正テープを使ったところ、少し解答用紙を破ってしまった
これ僕です。
それくらい緊張した記憶がありますね。。。
少し話がそれてしまいましたが、再度チャレンジする場合には先ほどまで紹介した内容に加えて、以下4つのポイントを意識した学習をします。
● 強い目的意識を持つ
● アウトプット比率を高める
● スキマ時間で本を読む
● 勉強方法を仕組み化する
ポイント①|強い目的意識を持つ
1つ目のポイントは、「強い目的意識を持つ」です。
受験当時の僕は、「絶対に合格するまであきらめない」という目的意識は持っていましたが、「合格後にどのような会計士になりたいか」という目的設定は出来ていませんでした。
合格してから考えてもいいことかもしれませんが、あらかじめ「自分がなりたい会計士像」を言語化できるくらいに考えておけば、各科目の勉強から得られた知識をより深めることが出来たなと感じています。
ポイント②|アウトプット比率を高める
2つ目のポイントは、「アウトプット比率を高める」です。
今でこそ僕は、監査法人や海外経験を通じて、「自分価値」を高めるために常にアウトプットをしていますが、受験当時はどちらかというと「インプット中心」だったような気がします。
「カリキュラムから遅れないようにする」という意識が強く、与えられたことをひたすらこなす日々に追われていたので、そういった意味でも受け身になっていたのかもしれません。
僕が実践しているオススメのアウトプット方法は以下3つです。
・ お気に入りのノートとペンを使って、ひたすら紙に書く
・ SNSを用いて、定期的に情報発信をしていく
・ セルフプレゼンをする
シンプルですが、「紙に書く」という作業はアウトプットに最適です。
モチベーションを高めるためにも、お気に入りのノートとペンを用意してみてはどうでしょうか。
ちなみに僕は、紳士なノート(無地/A4)やPARKER(多機能ペン)といったアイテムを使っています。
セルフプレゼンというのは、言葉のとおりですが、「自分に向けてプレゼン」することです。
僕は仕事柄、色々な方にプレゼンをしたり話す機会が多いので、こういった方法を取り入れています。
あるテーマについて理解を深めたい時、
・ お風呂で自分自身に説明してみる
・ 録音レコーダーに自分の声を吹き込み、移動中に聞いてみる などしています。
この方法を活用して、理論科目について講義を受けた後は、「お風呂でアウトプットしてみる」「レコーダーに吹き込んだ自分の声を移動中に確認してみる」などしてみてはどうでしょうか。
レコーダーは何でもいいと思いますが、僕はスタイリッシュで使いやすい「SONYのICレコーダー」を使っています。
ポイント③|スキマ時間に読書をする
3つ目のポイントは「スキマ時間に読書をする」です。
受験勉強中は、どうしても視野が狭くなりがちなので、試験勉強以外のことに時間を割きたくない気持ちが先行してしまいます。受験当時の僕もまさにそうでした。
勉強したい気持ちを抑えつつ、自分の視野を広げるためにも「読書」をする時間を作ってみましょう。
学生の方や社会人経験の浅い方の場合、「ビジネス」について何も知らないはずです。
働いたことがなかったり、経験が少ないのであれば当然ですよね。
しかし、会計士受験では「ビジネス」を「会計」「監査」の視点から学んでいきます。
そのため、ある程度ビジネスについて具体的なイメージを持ちながら学習を進めていくことが、勉強効率や理解度を高めるためには大切と言えます。
そこで、ビジネス経験がない状態を穴埋めするためにも、「読書」が最適な手段となり得るのです。
オススメ本の紹介は別の機会にしたいと思いますが、気軽に持ち運びが可能な「Kindle」がオススメです。
ポイント④|勉強方法の仕組み化
最後4つ目のポイントは「勉強方法の仕組み化」です。
受験当時の自分を振り返ると、勉強方法の仕組みがなかったような気がします。
予備校のカリキュラムに従いつつ、今回紹介した内容を抑えていれば合格出来ますが、より合格率を高めるためには「勉強の仕組み化」をした方がいいでしょう。
簡単に言えば、勉強のステージに応じて「今すべきこと」をルーティン化・習慣化するということです。
「今日は何の勉強をしようかな」と考えるのではなく、
「今日は週末だから、午前は理論のインプットと録音アウトプット。午後は苦手論点の克服をしよう」
「予定がたくさんあって、なかなか勉強できない」と考えるのではなく、
「スキマ時間で読書しよう」とか「○○の論点を空き時間でアウトプットしてみよう」といった具合です。
実際は、自分の勉強スタイルやスケジュールに合わせる形でより具体的に作っていくべきですが、「何しようかな」とあれこれ考える時間を減らすことを意識してみてください。
さいごに
今回は、公認会計士受験生に向けて、合格ロードマップを勉強法とあわせて紹介してみました。
これから目指す方、すでに勉強を始めている方の参考になれば幸いです。
簡単な道のりではありませんが、ポイントを意識しつつ、地道な努力を続ければ必ず成功出来るので頑張ってください。
では今回はこのへんで。