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【ADHD/ASD】発達障害の人はオープン就労とクローズ就労のどっちがいいのか?メリットやデメリットを考察

発達障害で悩む人へ 転職を成功させる

働き方で悩む発達障害の人「働きたい。でもオープンとクローズ、どっちがいいの?メリットやデメリットをあらかじめ知って安心しておきたい」

今回はこういった悩みに答えていきます。

発達障害で悩む人への想い

本記事の内容に入る前に「僕の立場」を明確にしておきます。

僕自身は発達障害ではありません。ですが人一倍、発達障害で悩んでいる人の気持ちはわかっているつもりです。なぜなら、僕には「発達障害で悩み、傷つきながらも頑張っている家族」がいるからです。

はじめは発達障害についてもろくに知らず、家族にとって望ましい行動を取ることが出来ていませんでした。今思い返しても自分に腹が立ちます。発達障害の勉強をしたり、家族と悩みを一緒に考えているうちに、少しずつではありますが発達障害で悩んでいる人の気持ちがわかるようになってきました。

実際に発達障害で悩んでいる人と同レベルで気持ちがわかっているわけではありませんが、少しでも支援につながる発信をしたいと強く思っています。発達障害のメンタル支援をしている経営者の方と、頻繁に情報交換もするくらいです。

本記事も「働き方としてどうしていけばいいか悩んでいる」といった方向けに、少しでも安心や勇気ある行動につながればとの想いで書きました。家族からのお墨付きももらえたので、良ければ最後までお目通してください。

本記事の内容

  • オープン就労とクローズ就労について
  • どちらの働き方が望ましいのか?
  • オープンで働く道を選んだ場合
  • クローズで働く道を選んだ場合

こういった内容をメリット、デメリット踏まえながら紹介していきます。

発達障害の人なら誰もが悩む「オープン就労」と「クローズ就労」の選択


発達障害の人が働き方として悩む「オープン」と「クローズ」。
どっちの道を選べばいいのか、その答えは「あなたらしさ」にあります。

オープン就労とクローズ就労について

初めて聞いた方もいると思うので、最初にこの言葉を整理しておきます。

  • オープン就労:発達障害であることを隠さず働くこと
  • クローズ就労:発達障害であることを隠して働くこと

両者の違いを簡単に説明するとこんな感じ。発達障害について周囲に明らかにするか(=オープン)、隠すか(=クローズ)という違いですね。

発達障害を隠さないオープン就労の働き方は2タイプ

発達障害を隠さず働くオープン就労ですが、厳密には2種類にわけられます。

  • 働き方①:「一般枠」で働きつつ、周囲に発達障害であることを伝えるタイプ
  • 働き方②:「障害者枠」で働くタイプ(周囲も当然知っている状態)

発達障害の方でも障害者手帳を取得することはできるので、それにもとづいて枠をどちらにするかを選びます。ただ一般的には「オープン就労=障害者枠で働く」との認識が多いかと思います。一般枠で働きながら周囲に「自分は発達障害なんです」と伝えられるのはレアケースかと。

発達障害を隠すクローズ就労は他の人と同じ働き方に

クローズ就労は自分が発達障害であることを隠して、他の人と同じように働くことを意味します。わかりやすいように「隠す」と表現していますが、何か悪いことをしているわけではありません。

クローズ就労を選択された場合でも、胸を張って堂々としていればいいのです。

ここまでの話を踏まえて「発達障害であることを周囲に伝えたいかどうか」「その上で働く枠をどちらにするか」の2点を考えていく必要があります。

発達障害の人はどっちの道を選んだ方がいいか?

では結局、オープンとクローズどちらの道を選んだ方がいいのか。

これはめちゃくちゃ難しい問題です。理由は「発達障害」といっても人によって性格も特性も違う以上、ケースバイケースとしか言いようがないからです。

でもそれじゃ悩みの解決にはつながらない。なので僕の家族を見ていて感じた1つの基準を示しておきます。

自分らしさという基準を大切に

その基準は「自分らしくいられるかどうか」です。

オープンで働いた方が自分らしくいられるのであれば、オープン就労を選択した方がいいです。反対にクローズで働いた方が自分らしくいられるのであれば、クローズ就労を選択した方がいいということです。

もっと明確な基準が欲しいのであれば「メリットとデメリットの比較」をしてみましょう。この後ケースごとにメリットとデメリットを紹介していくので、メリットが大きいもしくはデメリットが小さい道を選ぶようにしてみてください。

発達障害の人が「オープン就労」で働く道を選んだ場合


発達障害であることを打ち明け、障害者枠として働くケースです。
障害者枠で働くことで不安を軽減できるのであれば、オープン向きと言えるでしょう。

オープン就労で働くことのメリットとデメリット

ここではオープンに焦点をあてて、メリットとデメリットを見ていきます。
「このメリットはいいな」「このデメリットは避けたい」といった視点で、自分に合う働き方かどうか少し考えてみてください。

その上で「オープンで働きたい!」という方向けに障害者枠で働く方法をお伝えしていきます。

オープン就労のメリット

まず最初にオープンのメリットをまとめておきます。

  • 障害者枠で働くことで自分が安心できる
  • 発達障害への理解がある環境で働ける
  • 会社によっては障害者への支援体制が整っていることも
  • 税金面などで優遇が受けられる

このような感じになります。

「障害者枠」として会社と面接し入社するので、発達障害への理解は当然ある前提になります。もちろん会社によって理解差はありますが、自分が発達障害であることを周囲に知ったもらった上で、堂々と働ける環境が手に入るのが最大のメリットかと思います。

また障害者枠として働くと、年末調整(または確定申告)で「障害者控除」という税金を安くする制度を適用することが出来ます。

オープン就労のデメリット

続いて、オープンのデメリットを見ていきます。デメリットをまとめるとこんな感じ。

  • 給料が一般枠に比べて低め
  • 障害者枠の求人数が少ない
  • 単調な仕事を任される傾向が多く、キャリアアップにつながりにくい

やはり待遇の面では「ハンデがある」とみなされてしまい、給料は低めになりがちです。また、求人数も一般枠に比べて少ないのも現状です。

ただここらへんの問題は、この後紹介する専門エージェントを活用すれば解消できるので、さほど不安になる必要もありません。

また、キャリアアップにつながりにくいという点も人によっては気になるかと思います。僕の意見ではありますが、正直今の時代、どの会社にいても保証されたキャリアアップはほとんどないです。なので、働き口が見つかったら休みの日にブログや投資を始めてみるなど、自分でキャリアアップにつながる何かを見つけてみましょう。

興味のある方は自分の可能性を広げる「ブログ」の始め方もあわせて読んでみてください。

障害者枠で働くための方法

メリットとデメリットを比べた上で「オープンにしよう!」と決めた方は、①障害者手帳の申請と②エージェントの活用が必要なアクションとなります。

障害者手帳を申請しよう

発達障害の方でも障害者手帳は取得できます。条件があるので事前に厚生労働省のホームページを確認するか医師に相談してみましょう。基本的には「発達障害の診断を受けた日から半年以上経過している」必要があるそうです。

そのため、グレーゾーン(発達障害の傾向はあるけど確定診断は受けてない)人は取得が難しい可能性もある点をあらかじめ知っておきましょう。

そして、障害者手帳には以下3つの種類があります。

  1. 身体障害者手帳
  2. 療育手帳
  3. 精神障害者保健福祉手帳

このうち発達障害の人が取得することになるのは、3つ目の「精神障害者保健福祉手帳」です。障害者手帳があれば、専門エージェントも使えるようになります。

専門エージェントを活用すべき

障害者手帳の申請をしたら、早速エージェントを活用していきましょう。

先ほどのデメリットでも見たように、障害者枠での雇用は(一般枠に比べれば)少ないのが現状です。自らネットで調べて面接を申し込むのもアリですが、それだとかなり消耗しそうですよね。

なので、あらかじめ「発達障害の人を雇用しよう」と思っている求人情報を持っている専門エージェントに相談するのが一番効率的です。自分に合った仕事を紹介してもらうためにも、活用した方が良いです。

発達障害の方におすすめの専門エージェントは以下2つ。

いずれも障害者の就職/転職に特化した専門エージェントです。

dodaチャレンジ

CMでも「doda」を見たことがある方は多いのではないでしょうか?大手人材系会社のパーソルが運営する障害者向けのエージェントがdodaチャレンジです。


サイトページはこんな感じです。明るいポジティブな印象ですね。

実際に転職支援を受けるためには「障害者手帳」を持っているあるいは申請している必要があります。サイトにも以下のように記載されています。


実際に転職支援を受けるにあたっては、以下のような流れとなります。


ここらへんは一般的な転職支援の流れと同じです。まずはカウンセリングを受けてみることから始めましょう。

atGP

続いて、株式会社ゼネラルパートナーズが運営する専門エージェント「アットジーピー【atGP】 」です。


アットホームなサイトページになっています。障害者転職に強いということだけあり、実績も働き方も豊富といった印象を受けます。

atGPの転職支援の特徴をまとめておきます。

  • エージェントに相談しながら仕事を見つけられる
  • 自分でも求人情報を見つけられる
  • 企業からスカウトを受けて、自分に合った仕事を見つけられる
  • スキル取得、就活支援、職場定着までの就労移行支援も受けられる

手厚いサポートが受けられるので、初めて利用する方でも安心ですね。

自分ひとりで悩むのと誰かに相談できるのでは大きく生活の質が変わってきます。最初は不安の方が大きいかもしれませんが、一歩ずつ踏み出してみてください。

自分のペースで大丈夫。

発達障害の人が「クローズ就労」で働く道を選んだ場合


発達障害であることを打ち明けず、一般枠として働くケースです。
グレーゾーンや障害者枠のメリットを感じられない人は、クローズ向きです。

クローズ就労で働くことのメリットとデメリット


僕の家族が働いている時は「クローズ」を選択しました。
その時の経験も踏まえ、メリットとデメリットについて整理していきます。

クローズ就労のメリット

まずクローズのメリットをまとめるとこんな感じ。

  • 自分が発達障害と周囲に知られずに働ける
  • 給与水準が障害者枠に比べて高い
  • 求人数が圧倒的に多い
  • キャリアアップにつながる仕事を経験できる

オープン就労と表裏のような関係になりますが、発達障害であることを周囲に知られず働ける点が一番大きなメリットかと思います。

そもそも「発達障害なのに黙って働いていいの?」「バレたらクビになるの?」と心配な方もいると思いますが、グレーゾーン含む発達障害であったとしても、会社に通知しなければならない義務なんてありません。

バレても業務上支障がないのであれば、会社側はクビにすることも出来ません。もっと言ってしまえば、自分が発達障害であるとバレることはほとんどないです。職場の人に飲み会の席などで話したりしなければ基本バレません。

僕の家族がとある会社で面接を受けた際も、事前に「発達障害ですか?」なんて聞かれることも(当然)ありませんでした。面接時、相手は書類くらいしか情報がないので知る由もありません。

僕の家族はASDとADHDの両方を持っているタイプなので、コミュニケーションが特に苦手です。面接当日も緊張と不安でいっぱいだったのを今でも覚えてますが、事前の準備と練習のかいあって合格することが出来ました。

本人が思っているほど、周りは「この人発達障害だな」とは全くわからないものです。むしろ、良い意味で他の人と変わらない普通の人と認識してくれます。

クローズ就労のデメリット

続いてクローズのデメリット。

  • 自分に合わない仕事を任されてしまうこともある
  • 職場の人は発達障害について理解していない
  • 周囲の人と同じように仕事することを求められがち

まあ当たり前ではありますが、こんな感じですね。

自分が発達障害であることを周囲に打ち明けていない以上、周囲の理解は得られません。そういった意味で、無理し過ぎると精神的にツラくなる点は要注意です。

僕の家族がまさにそれ。

仕事終わりに迎えに行ったら、大粒の涙を流しながら帰ってきた日のことを思い出します。日頃慣れない、というかむしろ苦手な「電話対応」や「営業」「細かな事務作業」をしなければならず、疲れてしまったとのこと。よく頑張った。

結局その仕事は長続きせず辞めてしまいましたが、チャレンジしたことで本人の自信にもつながったようです。「私を必要としてくれる人がいる」という感覚を養うことは、自己肯定感を高める上でも大切です。

もし精神的につらくなってしまったらオンラインカウンセリングを利用するなどして、自分の気持ちを楽にしてあげてください。その上で辞めたくなったら辞めればいいし、続けられるなら続ければいいだけのことです。

一般枠で働くための方法

ここまでの内容を踏まえて「一般枠で働こう!」と決めた方は、以下のステップで仕事を見つけてみてください。

  1. 自分の特性(得意や苦手)を知る
  2. 転職準備をする
  3. 転職活動を始める

自分の特性を知る

とても大事なことです。

ADHDの傾向が強いのか、ASDの傾向が強いのか、両方の傾向を持ち合わせているのか、自分を知るステップです。まずは日常生活の場面で「自分が苦手としていること」「これは得意だなと感じること」を紙に書き出してみましょう。なんでもいいです。

コミュニケーションが苦手なら接客系の仕事は避ける。ケアレスミスが多く、落ち着きがないならデスクワークは避ける。何かを作る時にすさまじい集中力が出るなら、1つのことに集中できる環境の仕事を探す。

こんな感じで自己分析しておくと、適性な仕事探しにつなげることが出来ます。

「自分にどんな特性があるかわからない」という方は大人の発達障害~仕事・生活の困ったによりそう本を読んでみてください。発達障害を知る入門本としてもおすすめです。

転職準備・転職活動を始める

自分の特性を知ったら、転職準備と活動を始めましょう。

といってもある程度の自己分析は出来ているので、履歴書や職務経歴書を用意して、気になる企業にエントリーするだけです。こちらはオープン就労と同じく、効率よく自分に合った仕事を探すためにエージェントを利用した方が良いでしょう。

この点、【ADHD/ASD】発達障害でも転職を成功させよう!【向いていない仕事を知ることが大切】で詳しく紹介しているので参考にしてください。

まとめ:「自分らしさ」を基準にしてオープンかクローズかの道を選ぼう

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本記事をまとめます。

  • オープン就労は発達障害を打ち明けて「障害者枠」で働くスタイル
  • クローズ就労は発達障害を打ち明けずに「一般枠」で働くスタイル
  • どちらを選ぶかは「自分らしさ」や「メリット/デメリット」による
  • どちらの道でも、自分らしく生きられる道は必ず見つけられる

こんな感じです。

絶対の「正解」はありません。発達障害でない人であっても、仕事が長続きするわけではありません。長く働くのが正解でもないです。

いずれにしても今は働きやすい環境を「自分」で見つけられる時代です。すぐに結果が出てくるわけではありませんが、必ず自分に合った環境や仕事は見つかります。

僕の家族も、今では対人関係を必要としないFXやSNS運用などの仕事をしています。色々試した結果、今があると思うので、発達障害で悩んでいる人もぜひチャレンジしてみてください。

焦らずに、マイペースで。