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【AI資格】E資格とは何か?試験概要やメリットを解説します

こんにちは、TAKです。
前回記事で一般教養としてもオススメのAI資格「G検定」について紹介しました。今回は、JDLAが主催するもう一つのAI資格「E資格」の試験概要について紹介していきたいと思います。

G検定に興味がある方は以前の記事を参考にしてみてください。

【こんな人に読んで欲しい記事です】
● 「E資格」について興味がある方
● 「AIエンジニア」を目指している方
● 「AI技術」についてより深く理解したいと考えている方
前回紹介したG検定はビジネスマン向けの教養としてもオススメの内容でしたが、今回はどちらかというと「エンジニア向け」の内容となります。
ただ、僕自身もエンジニアではありませんが、AIへの興味と探求心から受験したタイプなので、意欲と向上心さえあれば非エンジニアでも合格することは十分可能です。
それでは試験概要と取得メリット、僕が受験してみた感想を紹介していきます。

「E資格」の試験概要

【概要①】受験資格は「JDLA認定プログラム」を修了していること

それでは「E資格の試験概要」についてみていきましょう。
まず受験資格ですが、G検定の時とは異なり、JDLAの認定プログラムの修了という要件があります。
(JDLA認定プログラムの詳細はこちらからご確認ください。)

これは、簡単に言ってしまえば「一定レベルを満たした者」だけがE資格に挑戦出来るということです。
そして、「一定レベル」を有しているかどうかを、JDLA認定プログラムという形で確認しているのです。
このJDLA認定プログラムは、上記リンク先を参照して頂ければわかるように、主に民間企業のサービスを受講することとなり、下記受験費用とは別に講座費用が発生することになります。

JDLA認定プログラムの比較はここでは紹介しませんが、受講費用や開催講座の質、自分に合った授業形態(対面・オンライン)、サポート体制などを総合的に判断して決めていく必要があります。

【概要②】開催頻度は年に2回

次に、どのくらいの頻度で開催されるのかというと、年2回の開催です。
2020年2月時点の情報では、2020年は2月・8月の年2回開催となっています。
(詳しくはJDLAのホームページで確認してみてください。)

G検定と比較して、より専門的かつ高度な内容が問われる試験であるため、開催頻度も年2回となっていると考えられます。

【概要③】受験会場は「指定試験会場」

受験会場は全国の指定試験会場から申込時に選択する形となっています。
G検定の時は自宅受験も可能でしたが、E資格では予め決められた場所での受験のみ認められているので、より厳格な体制が敷かれていますね。

個人的に良かったのは、指定試験会場が想像以上に多く、最寄駅から近い場所にある試験会場を選択できた点でした。通常の資格試験では、どこかの大学を利用して受験となるケースが多い印象ですが、E資格はPCを使う環境が必要となっていることから、地元のパソコン教室みたいな場所でも受験出来るのです。

【概要④】受験費用は高め

実際にE資格を受験するのに受験費用はいくらかかるのでしょうか?
2020年2月時点で、一般30,000円(税別)・学生20,000円(税別)とかなり高いです。。。
(※JDLA賛助会員の場合は25,000円(税別)となりますが、通常「一般」のケースが多いかと思います。)

G検定に比べても高いですし、そもそもJDLA認定プログラムにもお金がかかっているので、気軽に申し込んでチャレンジという側面は正直薄いです。
相当の意気込みとある程度の経済的余裕が必要となるので、ご自身の環境に合わせて検討してみてください。

【概要⑤】試験時間は「120分」の選択式問題

では肝心の試験内容や試験時間についてはどうなっているのかについてお話します。

出題内容は「ディープラーニングを実装するエンジニアの技能を認定する」とされています。過去問はG検定同様公開されていないのですが、こちらもシラバスが公開されているので興味がある方はチェックしてみてください。

具体的な試験範囲に関する解説は今回記事の趣旨とずれるので割愛しますが、2020年2月に僕が受験したE資格の試験内容を下記記事にまとめていますので、興味ある方は参考にしてください。

試験時間は120分の選択式となっています。
試験時間はG検定と同じですが、問題数は108問(2019年実績)となっているのでG検定よりかは問題数自体は少ないと言えます。

G検定では広く浅い知識をより多く問われるのに対して、E資格では広く深い知識をじっくり問われるイメージですね。G検定と異なり、理論だけでなく計算問題やpythonでのコーディングに関する実装問題が多く問われるのが特徴でもあります。

 

E資格の試験概要は以下のとおり
● 受験資格:あり(JDLAの認定プログラム修了済であること)
● 開催時期:年2回(2020年は2月・8月の2回)
● 試験場所:全国の指定試験会場
● 受験費用:税別30,000円(学生は税別20,000円)
● 試験時間:120分
● 問題数:108問程度の選択式問題(計算問題やコーディング実装問題含む)

「E資格」合格によるメリット

それではE資格に合格した場合のメリットについて考察してみたいと思います。
基本的には、G検定のメリットで紹介した内容と同じですが、より深みと現実味のあるメリットを享受出来る可能性が高いと思います。

メリット①:AIエンジニアを目指せる

一番のメリットはAIエンジニアの道が拓けるという点でしょう。
E資格に合格すれば「その瞬間からAIプロダクトを作れる」わけではありませんが、AIを実装するにあたって必要な考え方や実装面の知識は備わっていると言えます。

E資格の合格をキッカケに、AIエンジニアを募集している企業へアピール出来ることは間違いないです。
また、E資格に合格すればJDLA認定プログラムを受けた企業で転職活動をサポートしてくれるケースもあるようなので、資格合格が新しい道につながる可能性は大いにあります。

メリット②:社内の評価対象になる可能性

二つめのメリットは、既にエンジニアとして働いている方が自社内で評価されるケースです。
E資格自体の認知度はまだそこまで高くないですが、社内での十分なアピール材料となるはずです。

AI技術を自社に導入したいと思っている経営陣は非常に多いので、アピール出来る資格があるのはとてもいいことだと思います。ただ、AIを導入出来る環境にないにも関わらず、「AIという最先端技術を導入して売上を激増させたい」と安易に考えている経営陣も多いので気をつけてください。

具体的に何に気をつけるかというと、経営陣の過度な期待に無理に応えないようにすることです。
AI技術は魔法ではないので、「そもそもAIプロダクトの導入は必須なのか?」「AIというコトバにとらわれているだけではないのか?」「導入するにしてもビッグデータを利用出来る環境か?」等、社内の状況に応じた判断や提案を臆せずに出来るコミュニケーション能力が必要ということを念頭に置いておいてください。

 

● E資格を取得すれば、「AIエンジニア」を目指す道が大きく拓ける!
● 企業内エンジニアとして活躍し評価される可能性も広がる!
※ただし、経営陣の過度な期待に応えようとすると、無理が生じる場合もあるので要注意

「E資格」を受験した感想を紹介

最後に、僕自身がE資格を受験した経験を踏まえて、参考程度に段階別の情報を記載しておきます。

E資格の全体的な感想

僕はAI技術の根幹(ディープラーニング)を実装レベルから知るという目的で受験しましたが、その観点からは十分に目的を達成出来る内容でした。

G検定に合格した後に挑戦したので、ディープラーニングの全体像はある程度把握していたつもりですが、E資格の勉強を進めるにつれて、より深い知識を実装レベルで身につけることが出来たと実感できました。

E資格受験「前」の感想

僕は2019年の9月にG検定を受験し、その後にE資格を目指そうと決意したので、JDLA認定プログラムを開始したのは10月の頭頃でした。
そこからは、2020年の1月下旬までにかけて必要講義をオンラインで受講し、求められる必要課題を都度こなしていくといった日々を過ごしていました。

最初は「JDLA認定プログラムをこなせず、E資格の受験資格も取れないのではないか」と不安に思ったこともありましたが、わからない論点は本でじっくり復習したり、自分の中で腑に落ちるまでアウトプットしていたので、結果無事に受験して合格することが出来ました。

どこの認定プログラムを受けるかにより多少内容は異なるとは思いますが、受験資格を得られるために必要な要件と期限を常に把握し、自分の理解に応じたスケジューリングをすることが大切だと思います。

E資格受験「中」の感想

G検定のように自宅受験ではなかったので、コーヒー淹れてリラックスというわけにはいきませんでした。JDLA認定プログラムを頑張ったという経緯もあったので、だいぶ自分の中では緊張感と高揚感がありましたね。

試験会場は、最寄駅から電車で10分程度の近場だったのでとても楽でした。
小さなパソコン教室のような場所だったのですが、それが逆にリラックス出来たように思えます。
PCが設置された場所で、渡された試験情報(氏名やPCへのログイン情報等)を入力し、簡単なデモページを確認したらテスト開始となります。

計算問題を解くための筆記用具や紙は試験会場で渡されるので、自分で持参する必要はなかったです。
また、電卓は持込不可でしたが、PC内の電卓を使えたので特に問題なかったですね。

細かい試験内容は先ほどの別記事を見て頂きたいのですが、一言で言えば初見の内容やかなり細かい問題も出題されたという印象でした。
見た瞬間「うわっ」となることもありましたが、落ち着いて解けばなんてことない問題もあるので、受験される際には慌てず冷静に分析することが大切です。

E資格受験「後」の感想

試験後の感想としてまず出てくるのは「やりきった感」ですかね。
人によってはAIエンジニアへの挑戦権がかかっている人もいるかと思うので、合格発表まではドキドキの状態が続くかと思います。

僕の場合はG検定同様、自分の会社でいずれ事業化していきたい目的で勉強したので、その点からは幅広くディープラーニングを学べたので満足しています。
今後は、深層学習ライブラリ(PyTorchやTensorflow等)を独学しつつ、事業課題解決に向けた組み込みなどを考えていくフェーズになるかなと思います。

目指すステージによってE資格受験後の動きは変わってくると思うので、「合格したらどう行動するか?」を事前に考えておくこともオススメです。

E資格受験後のロードマップについては、下記記事で紹介していますので良ければ参考にしてください。

まとめ

いかがだったでしょうか?
今回は、少しずつ知名度が上がってきているもう一つのAI資格「E資格の概要」について記事を書いてみました。

「AIを導入する」と聞くと響きも良く、マーケティング効果もあるでしょうが、実際にすべての企業が導入出来る状態にあるとは限りません。それでも、E資格に合格した方たちが中心となって、より多くの企業がデータをうまく活用し、社会が抱える課題解決を目指せる環境がより進めばいいなと願っています。

では今回はこのへんで。