Webアプリケーション実装に必要な考え方「CRUD」の意味を紹介
こんにちは、TAKです。
今回は、Webアプリを作るにあたって必要な基本的な考え方である「CRUD」について紹介したいと思います。
現役のエンジニアやWeb開発経験がある方にとっては当たり前の話かもしれませんので、非エンジニアの方やこれからWeb開発をしてみたいなと思っている方の参考になれば幸いです。
【こんな人に読んで欲しい記事です】
● Web開発に必要な「CRUD」の意味と必要性について知りたい方
● 今後、プログラミング言語を使ってWeb開発をしてみたいと考えている非エンジニアの方
CRUDの基本的な意味と必要性さえわかれば簡単なので、シンプルに紹介していきたいと思います。
「CRUD」の基本的な意味と必要性
CRUDとは何か?
そもそもCRUD(クラッド)とは何でしょうか?
簡単に言ってしまえば、Webアプリが備えておくべき基本的な4つの機能のことです。
以下がその「4つの機能」を示していて、それぞれの頭文字を取って「CRUD」と呼ばれています。
● 「Create」・・・ データを作成する機能
● 「Read」・・・ データを取得・読み込む機能
● 「Update」・・・ データを更新する機能
● 「Delete」・・・ データを削除する機能
内容を見れば、どれも馴染みのあるものばかりだと思いますが、基本的にはどのアプリケーションもこの4つの基本機能を兼ね備えていると言えます。
例えば、TwitterやFacebookのようなSNSアプリを見てみても、4つの機能を持っていると考えられます。
● 投稿したい内容を作成する機能(Create)
● SNSに投稿されている情報を取得する機能(Read)
● 投稿した内容を編集する機能(Update)
● 投稿した内容を削除する機能(Delete)
CRUDの必要性
続いて、CRUDの必要性について見ていきたいと思います。
なぜ「CRUD」という考え方が必要かと言うと、ユーザーインターフェースを構築するために必要となる機能を漏れなく作るためです。
先ほどのTwitterやFacebookといったSNSを見ても、ユーザーにとっての使い方や使う場面は異なっていても、大まかな基本機能に変わりはないですよね。
もしこれからRubyやpythonといったプログラミング言語を使って、Webアプリケーションを作っていく場面を想定した場合、基本的には何もないゼロの状態から必要な機能を実装していくことになります。その際に、「CRUD」の視点を用いて「ユーザーにとって必要な機能は実装されているか?」を考えることで、全体を俯瞰した漏れのないWeb開発が可能になるということです。
CRUDの具体例|Djangoの場合
最後に、CRUDの具体例を紹介しておきます。
pythonを用いたWebアプリケーションのフレームワークの一つ「Django」を例にあげたいと思います。
「Django」を使ったことがない方にとっては意味がわからないと思いますが、細かい内容ではなく、「Webアプリケーションを作るにあたって、こういった機能がフレームワークに準備されているのか」とざっくりした視点でイメージしてもらえればOKです。
Djangoにはジェネリックビューと言われるものがあり、CRUDにあてはめると以下のような機能を用いることが可能となります。Djangoで簡単なメモ帳みたいなWebアプリを作りたい場合、新規登録画面は「Create」、登録情報の読込は「Read」、登録内容の更新は「Update」、登録内容の削除は「Delete」といったように、それぞれ4つに対応する機能を用いて実装していくイメージです。
● Create(作成) : 「CreateView」で作成が可能になる
● Read(読み込み) : 「ListView」「DetailView」で情報を読み取る
● Update(更新) : 「UpdateView」で更新が可能になる
● Delete(削除) : 「DeleteView」で削除が可能になる
ここでは「Django」を例に紹介しましたが、「Ruby on Rails」といった別のプログラミング言語でも同様に「CRUD」に対応する機能が用意されているので、自分が興味ある言語に応じて勉強を進めてみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、Webアプリケーションを作るにあたって必要な考え方「CRUD」の意味と必要性について簡単に紹介してきました。細かい内容自体は、実際のプログラミング言語を学習する過程であわせて学んでいけばいいと思うので、今回の記事では「CRUDという言葉があるんだな」と頭に入れておいてもらうだけでも十分かと思います。
では今回はこのへんで。
[affi id=62]
[affi id=64]