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「考えるとはなにか」について自分の頭で考えてみよう 【思考力を鍛えたいすべての人向け】

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こんにちは、たな(@tana_growth)です。
変なタイトルですが、今回は「考える」ということについて考えてみたいと思います。

考えることは大事だけどよくわからない

このテーマを書こうと思ったキッカケ。それは「考えることの重要性」が以前より増していること、そして考えることの意味がわからず悩んでいる人が多いと感じた2つにあります。

「頭では考えることが大事ってわかっているけど、実際何をすればいいんだ?」
こんな感じで僕もよく悩んでいました。

誰もが「考えた」経験はあるはずだし、学生や社会人の時も何かしらのカタチで考える時間はあったはず。でも正直「何をもって考えた」と言えるのか今一つわからないのも事実。

そこで今回「そもそも考えるとは何か」をテーマにわかりやすく解説していきます。

本記事の内容

  • 考えることの意味と重要性
  • 考える力をのばす「3つ」のポイント
  • 考える力を鍛えるためのおすすめ本と考え方

自分の頭で考えるとはどういうことかを考察する


まずは考えることの必要性や重要性について確認しておきます。
その上で、考える力を鍛えるための訓練方法を見ていきましょう。

考えることは「なぜ」重要なのか?

まず最初に、考えることがなぜ重要なのか整理しておきます。

本来、人間なら誰でも考えることは出来る

今も昔も変わらず「考える」という行為は、人間が本来持っている崇高な能力の一つ。にもかかわらず、最近になって「これからの時代は考えることは重要だ!」と謳われることが多くなり、思考に関する自己啓発本やニュースで溢れかえっているのはなんだか不思議な気がします。

これは「運動」や「睡眠」が大事なのは当たり前なのに、それらの本やニュースで溢れかえっているのと同じ現象だと言えます。つまり大事だと認識はしていても、実践できている人が少ないということ。

考えることも同じで「考えることは重要だ」となんとなく頭でわかっていたとしても、実際に考えることが出来ている人は少ないのです。

情報化社会が考える力を低下させている

では「なぜ考えられる人が少ない」のか。

色々な理由が考えられますが、インターネットやSNSの発達により情報化社会となっていることが大きな原因だと思います。

「なぜ情報化社会になると考えることが出来なくなるのか」というと、受動的になりがちだから。今ではSNSやネットを見れば、知らない人や著名な有名人の情報に触れることが出来ます。コストもかけずに簡単に。

この状態がなぜ考えることに対してマイナスに働くのかと言うと、自分以外の誰かが考えて発信した内容が、あたかも自分が考えたかのように錯覚する傾向が高まるから。

従来のマスメディアに加えて、最近ではTwitterやYouTubeといったSNSでの情報量も凄まじいですよね。例えば「人工知能の発展で人間の仕事は減ると思いますか?」というテーマがあったとしましょう。

現時点で自分の意見は何もない。でもある著名人が放った「シンギュラリティが来ても、人間の仕事すべてがなくなるわけではない。効率化のために代替される職種はあるけど、人間本来のコミュニケーションが必要とされる仕事は今後も健在だ」という意見に触れると、それに影響されます。

「確かにそうだ、人間本来のコミュニケーションが必要とされる仕事はAIなんかに奪われない!」といったように、誰かの意見が自分の意見にすり替わるのです。これは問題を自分で解く前に、先に答えを見てしまったのと同じ状態。

これが結構やっかいなのです。あるテーマや内容に共感して「確かに」と感じると、人は「自分もそう思ってたから」と言わんばかりに他人の思考結果が自分にインプットされてしまうのです。

その証拠に、自分の頭で考えたわけでもないのに「自分はこう考えている」と誰かから仕入れた情報をそのまま伝えるという現象がどこでも起こっています。周りにも、著名人と同じことを言っている人や、ワイドショーの情報を鵜呑みにしている人はいるのではないでしょうか?

知識と思考を分離しよう

情報化社会で僕らの考える力は低下しています。自分の頭で考える機会や時間をSNSやメディアに奪われていると言ってもいいかもしれません。

この現象は「自分が得た情報」と「自分の考える力」が一体化してしまっている状態です。もっと簡単に言えば「知識と思考」がくっついてしまって、分離できずにいるとも言えます。つまり、現代社会において知識と思考を分離出来ない人が増えていることを背景に、考えることの重要性が高まっていると言えるのです。

ここまでの話をわかりやすいように図でまとめてみました。

考えることのイメージ図


仕入れた知識をそのまま横流しにしたのでは「自分の考え」とは言えません。自分の頭を働かせてはじめて「自分の考え」となるのです。

「じゃあどうやって考えればいいのか?」という点は後ほど詳しく紹介していきます。

考えることに「どんな」意味があるのか?

考えることの重要性について見てきたので、考えることの意味についても触れておきます。考えること自体に意味を見出すのも変な感じですが、考えることの「メリット」と思ってみてください。

考えることの意味として以下2つがあります。

  1. 物事の本質をみれるようになり人生が楽しくなる
  2. 考えることで余計な不安や心配を解消できる

こんな感じです。

1つ目は物事の本質が見れて、プライベートにも仕事にも波及するポジティブな効果。現代はVUCAとも言われ、変化の激しい時代です。明日何が起こるかもわからない。仕事でも未知の状況に遭遇するなど日常茶飯事。

考えることが出来る人は、そんな中でも自分なりの答えや考えを出して恐れず行動することが出来るのです。一方で考える力がないと、自分以外の誰かが持つ答えを引っ張ってこようとします。これだと、いつまでたっても周りに頼ってしまい、自分の軸が形成されません。

2つ目はネガティブなことを打ち消す効果です。人は誰しも未知のことや将来のことに不安を感じるもの。特に将来のことは考えても実際どうなるかはわかりません。ですが、考える努力をすることで自分を安心させることが出来るのです。

先ほど例に出した「人工知能の発展で人間の仕事は減ると思いますか?」というテーマもそうです。本当の正解はわかりません。でも自分なりに考えて「人間本来のコミュニケーション能力が活かせる仕事なら大丈夫」という答えを導きだせれば、不安も消え去ります。

このように、考えることには「ポジティブを増幅させる効果」と「ネガティブを打ち消す効果」があるのです。

考える力を鍛えるためにおすすめの方法を徹底解説


お待たせしました。それでは実際に「考える力」を鍛えるためのポイントや方法についてお伝えしていきます。使えそうと思った方法があれば、ぜひ実践してみてください。

考える力を養う「3つ」のポイント

結論、考える力を養うためには以下の3つが大切です。

  • ポイント①:知識と思考が分離できていない人は大量に本は読まない
  • ポイント②:自分の頭で考えるための工夫を取り入れ、習慣化する
  • ポイント③:自分で考えて導き出した内容は、間違っていてもいい

知識と思考が分離できていない人は大量に本は読まない

まず、大量の本は読まない方がいいです。

これだけだと語弊が生まれるので、正確に表現すると「知識と自分の思考を一体化しがち人は、大量に本を読むよりも、自分の頭で考える習慣を身に付けた方がいい」です。

本をたくさん読むことは、色々な人の人生や思考に触れられるので素晴らしいことです。ですが、自分の頭で考える力を鍛えたい場合には、本を読むよりも考える時間を確保して「考える練習」をした方が良いです。

理由は、大量の本を読んで「知識」をインプットしても、自分の思考力は上がらないから。むしろ、先ほど伝えたように誰かの考えを自分の考えに置き換えるクセが出来てしまう危険性すらあります。

なので、まずは自分の頭で考える習慣を作り、その後でたくさんの本を読みましょう。知識と思考が掛け算されて、新たな「考え」を生み出すことも出来るようになります。本を読むのはそれからでも遅くないのです。

「考える題材がない!」という人にはNHKスペシャルのようなドキュメントを見るのがおすすめ。テーマに対して自分はどう思うか、どうすればいいか、考えるベースとなる良質なインプットが手に入るからです。

思考習慣を今すぐ手に入れたい人は【順次更新】NHKスペシャルの最高傑作を紹介していくよ【結論:Nスペはどれもタメになる】をチェックしてください。

自分の頭で考えるための工夫を取り入れ、習慣化する

2つ目のポイントは、自分の頭で考える工夫や習慣を作ること。

人間は「脳」を使って思考を働かせますが、この脳はとてつもなく「怠けたがる」性質を持っています。「よし、考える力を鍛えるために考える訓練をするぞ!」と思っても、考えることに不慣れな脳が「…キツイ…楽シタイ…」と騒ぎ始めます。

すると「考えること=脳の負担」となり、習慣化できずに終わってしまうのです。これを避けるために、毎日少しずつを心掛けてみましょう。一例ですが、僕が日常生活に取り入れている「考える工夫」をあげてみます。

  • 気になるニュースをみたら、中身を見る前に自分なりに考える
  • SNSで毎日発信してみる
  • ブログを書く
  • 自分なりの「思考の型」をいくつか持っておく
  • 物事に触れるときは「Why / How」を繰り返し、仮説を持つ

この5つ。1つずつ紹介していきますね。

気になるニュースをみたら、中身を見る前に自分なりに考える

これ、結構おすすめです。僕は日頃NewsPicksでニュースを見ることが多いのですが、気になる記事が目にとまるとすぐ見たくなるもの。

例えば「イーロン・マスク氏がTwitterを買収しようとしている」と記事が出たら、気になりますよね。ですがそこをグッとこらえて考えるようにしてみましょう。自分なりの考えや答えを一度出してみて、その後でニュースを見てみるのです。

これだけでも考える力は身につきますよ。

SNSで毎日発信してみる

SNSで毎日発信するのも「考える力」を養う上では大切です。人によって好きなSNS、苦手なSNSがあると思うので、これは出来る範囲で構いません。

文章を書くのが好きな人はテキストメディアのTwitter、写真や動画のデザインで発信する方が好きな人はInstagramやTiktokで発信してみましょう。中身はなんでもいいです。

理由は「自分の頭の中に眠っているアイデアを掘り起こし、それを形にして発信する」ことが何よりも大切だからです。

やってみるとわかりますが、SNSでの発信は意外と難しいもの。特に「継続」することが難しい。自分の頭で考える力を鍛えたいなら、ぜひチャレンジしてみてください。そこを目的にすれば、周りからのリアクションがなくても気にならないはずです。

Instagram限定になりますが、自分の発信力や影響力を高めたいという想いがある人は【再現性あり】Instagramのフォロワー数を3ヶ月で4500人伸ばす方法もあわせて読んでみてください。

ブログを書く

3つ目の方法は「ブログを書く」ことです。

僕はブロガーなので、定期的にブログを書いています。ブログは自分の財産を作るためにもおすすめですが、実は文章を書くことは考えることでもあります。

「誰に何を伝えよう」「どうやって文章構成を組み立てよう」など、色々なことを考えて書き上げた結果がブログ記事です。興味のある人は自分の可能性を広げる「ブログ」の始め方を読んでみてください。

「いきなりブログはちょっと…」という人は、無理せずTwitterなどで文章を書いてみましょう。140文字と字数も制限されているので、文をまとめる思考訓練にもなります。

自分なりの「思考の型」をいくつか持っておく

続いては「思考の型」を持つこと。

ゼロベースで物事を考えることも大事ですが、ある程度「思考の切り口」は知っておいた方が良いです。例えば仕事で「男性用化粧品について調べといて」といきなり言われても困りますよね。

そんな時、思考の型を持っていると便利になります。男性用化粧品の市場調査であれば、PEST分析というフレームワークを使ってマクロ環境(政治的要因・経済的要因・社会的要因・技術的要因)を洗い出すことが出来ます。また、3C分析というフレームワークを使って「顧客・他社・自社」といった切り口で物事を考えることも出来ます。

これはコンサルティングの現場でもよく使われる基本的なフレームワークなので、余裕のある方はぜひ知っておいてください。

ここではもっとベーシックな「思考の型」を4つほど紹介しておきます。

  1. What(そもそも何?)
  2. Why(なぜ?)
  3. So What(だから何?)
  4. How(具体的にどうやって?)

この4つは万能です。
本記事のテーマである「考える力」にあてはめて使ってみます。

  1. What:そもそも考えるとは何なのか?
  2. Why:考える力はなぜ必要なのか?その背景は?
  3. So What:考える力を身に付けると結局何がいいのか?
  4. How:具体的に考える力を鍛えるにはどうすればいいのか?

こんな感じで整理することが出来ます。どれも本記事で紹介してきましたよね。

思考の型、ぜひ取り入れてみてください。

物事に触れるときは「Why/How」を繰り返し、仮説を持つ

考えることを習慣化にする最後のポイントです。

ここでも思考の型が出てきてますね。僕はブロガーですが、もともとは公認会計士でコンサルタントです。電車移動でつり革広告を見た時に「なぜこんな広告を出しているのだろう?」「どうすればこの会社の売上は上がるのだろう?」と考える習慣を取り入れていました。

Whyは「物事の原因」を探るために使えます。そしてHowは「具体的な行動」を探るために使えます。これはぜひ知っておいてください。

そして自分なりに出した仮の答えを「仮説」として持っておきます。なぜ仮なのかというと、常に真の答えがわかるとは限らないから。

本当の答えを知った時に、自分の答えとプロセスの違いを検証します。この作業が自分の考える力を磨いていくことにつながるのです。

自分で考えて導き出した内容は、間違っていてもいい

ここまで、考える力を養うための2つのポイントとして「大量に本は読まない」「考える習慣をつける」を紹介してきました。

最後3つ目のポイント、大事です。
それは自分が出した答えは別に間違っててもいいということ。

考えることを恐れないためにも大事なポイントです。

例えば、先ほどから登場している「人工知能」について考えてみた結果「人工知能は自分と全く同じ仕事をしている。だからいずれ○○職はなくなる」という結論(仮説)を導いたとしましょう。

仮にこの結論が他人と異なっていてもまったく問題ないということです。

別にボクシングの試合のように相手と殴り合っているわけではありません。自分の頭を使って導き出した結論です。それを周りからとやかく言われる筋合いはないのです。

もちろん、道徳的・法律的にアウトな結論はダメです。ただそうでない限りは自由に考えて、自分なりの主張や仮説を持つ方が大切です。もし自分の主張が間違っていることがわかったのならば、考えを改めればいいだけです。そして仮説のどこが間違っていたのか、どのように考えれば良かったのかをまた考えるのです。

難しく聞こえるかもしれませんが、肩の力を抜いてリラックスして考えてみましょう。自分だけの「思考タイム」を楽しめばいいのです。

考える力を鍛えたい人におすすめの本「6冊」

最後におすすめ本を6冊紹介しておきます。
どれも僕が思考力をあげたいと思った時に読んだ良書です。

どれもおすすめです。余裕のある人はゆっくりでいいので全部読んでみてください。

自分のアタマで考えよう

社会派ブロガーちきりんさんによる一冊。タイトルにある通り、自分のアタマで考えることを目的にわかりやすく解説された本です。スラスラ読めるので、普段本を読まない方にもおすすめです。

クリエイティブ思考の邪魔リスト

2冊目は、人間本来が持っている「クリエイティブ思考」を邪魔するものを取り除くことで、思考力をあげることを目的とした本です。メニューのないお店のように「自由過ぎると、逆に不自由を感じる」と言った面白い事例も取り上げています。

やわらかく、考える

90歳を超えてもなお切れ味のある思考力をお持ちだった外山滋比古(とやましげひこ)さんの本です。柔軟に物事を見るためのヒントを寄せ集めた一冊で、見開き1ページで読み進めることが出来ます。ぜひ思考の深さに触れてみてください。

ゼロ秒思考

4冊目は「ゼロ秒思考」という本。これは自分の頭の中をメモで書き出すことで頭のトレーニングになることを教えてくれる一冊です。やり方は本書を見て頂きたいのですが、A4の紙を用意してひたすら書いてみてください。脳内から情報を引き出すスピードを高めたい方は必読です。

コンサル一年目が学ぶこと

タイトルに「コンサル」とありますが、コンサルタントでなくてもすべてのビジネスマンに読んで頂きたい一冊。本記事内でも紹介した「思考の型」や「仮説思考」についても学べます。仕事術についても教えてくれる本なので、興味のある方はぜひ。

地頭力を鍛える

最後は「フェルミ推定」の重要性について触れている本です。詳しくは本書を見て欲しいのですが、何も情報がないゼロベースからでも「仮説」や「モデル」を組み立て、自分なりの「答え」を導き出すことこそ考える力の本質だと教えてくれます。

コンサルタントを目指している方は、必ず読んでみてください。

まとめ:考えるとは「自分なりの答え」を持つこと!習慣化して思考力を鍛えあげよう


本記事をまとめます。

  • 情報化社会が人間の考える力を奪っている
  • 考える力を鍛えるためにも思考習慣を作ろう
  • 考えることにはポジティブな効果しかない
  • 知識と思考を一体化させないように気をつけよう
  • 自分で考えた結論は間違えても大丈夫。プロセスが大事
  • おすすめ本を読んで、思考力を磨いていこう

こんな感じです。

考えることはシンプルに自分なりの答えを導くこと

  1. 自分の知識を利用せず、ゼロベースで答えを導くこと
  2. 自分の知識を利用して、新たな答えや知見を導くこと

この2つがあると思います。

1つ目は「0を1にする思考」であり、2つ目は「1を100にする思考」

知識と思考を分離出来ていない状態では、他人から得た「1」の情報をそのまま「1」として伝えることしか出来ません。そのために、まずは「0→1思考」が出来るように考える習慣を取り入れてみてください。

それが出来るようになった段階で本をたくさん読み、「1→100思考」を手に入れてください。そうやって考えることが出来れば、最強です。

誰にも模倣できない、自分だけのスキルになります。

最後に、もし「考えること」を仕事にしたいのであれば外資系やコンサル会社がおすすめです。レベルは高めですが、その分ハイキャリアとしての待遇・やりがいを手に入れられます。興味のある方は外資系やコンサル会社への転職を確実に成功させよう!【出身者が語るおすすめエージェントはこれだ】を読んでみてください。